
>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━ 【平成23年(2011年) 4月5日】
☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
日台共栄のためにあなたの力を!!
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1>> 絵本や児童書の岩手寄贈は4月10日ころまで中舘公一様のご自宅へ!
2>> 被災から3週間後の現場─被災程度と被災後の環境で異なる被災者意識 高橋俊一
3>> お見舞いと激励のメッセージ
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■ 東日本大震災「お見舞い募金」にご協力を!(日本)
*募金総額:176万円5869円(4月4日現在)
*お見舞い募金は「お志」ですので、いくらでも結構です。
*礼状はお出しできませんことをご了承のほどお願いします。
☆ 郵便局
加入者名:日本李登輝友の会 口座番号:00110-4-609117
・通信欄に「地震」「お見舞い」などとお書き添えください。
・一般の方は郵便局備え付けの「郵便払込取扱票」を、本会会員の方は機関誌『日台
共栄』に添付の郵便払込取扱票をお使いください。
☆ 銀 行
三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通:0012742
日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイジムキョクチョウ ユハラマサタカ)
■ 東日本大震災「お見舞い募金のお預かり」要綱(台湾)
☆ 東日本大震災「義捐金お預かり」振込口座
彰化銀行 古亭分行 帳號5116-51-106275-00 戸口HAYAKAWA TOMOHISA(早川友久)
■ 李登輝元総統から被災者へのメッセージ[桜H23/3/29]
http://www.youtube.com/watch?v=iGzkPlnMgUA&feature=youtube_gdata
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1>> 絵本や児童書の岩手寄贈は4月10日ころまで中舘公一様のご自宅へ!
お陰様で800冊の絵本や児童書が寄贈
前号で、被災地の子供たちに絵本を贈って欲しいとのお便りをご紹介しました。昨日、
お送り先の岩手県気仙郡住田町(けせんぐん・すみたちょう)の中舘公一(なかだて・こ
ういち)様と連絡がつき、お陰様で約800冊もの絵本や児童書が寄せられているそうで、ご
協力いただいた方々に心から御礼申し上げますとのことでした。
また、今後は中舘様たちが岩手県気仙郡住田町から車で15分ほどの被災地、陸前高田市
内の保育園や幼稚園、小学校などに、皆様からの善意が一つも無駄にならないよう直接配
布することになるそうですので、送付は4月10日ころまでにお願いしたいとのことでした。
絵本だけではなく、小学校低学年向けの児童書なども大歓迎だそうです。
折しも昨日、絵本寄贈の呼びかけをいただいた本会会員の冨澤賢公(とみさわ・けんこ
う)さんからも「早速のご協力大変ありがとうございました。呼びかけ人になり代わりま
して厚く御礼申し上げます」とのご連絡をいただきました。
本誌からも、ご協力いただきました皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げますとと
もに、下記に、絵本などをお贈りいただいた方からのお便りを紹介します。
被災地では状況が変化しているようで、これまでは「遠野支店(局)止め」あるいは「遠
野郵便局止」でお送りいただいていましたが、現在は郵便事情も好転し、ほとんど中舘公
一様宅に配達されてくるようになっているそうです。
なお、前号のご案内では住所などに間違いがありましたので、ここに改めて正確なもの
を記します。お名前は「仲舘公一」ではなく「中舘公一」、住所は「生田米」ではなく「世
田米(せたまい)」でした。お詫びして訂正いたします。
また、阪神・淡路大震災のときの教訓でもありますが、被災地の子供たちが受け取った
ときの気持ちを思いますと、善意とはいえ、あまりに汚れていたり落書きなどが書かれて
いる絵本や児童書はできるだけ避けていただきますようお願いします。
■絵本や児童書のお送り先
〒029-2311 岩手県気仙郡住田町世田米字世田米駅6番地の2
中舘公一様
携帯:080-1810-5300
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2>> 被災から3週間後の現場─被災程度と被災後の環境で異なる被災者意識 高橋俊一
一昨日、自転車8台を寄贈した宮城県石巻市の高橋俊一(たかはし・しゅんいち)さんか
ら、3月11日の地震発生から3週間が経過したその後の石巻市内の様子をお伝えいただきま
した。
被災地の場所によってまだまだ食料支給などにばらつきがあるそうで、身内を亡くされ
た「遺族の悲しみは消えず、精神的な消耗は計りしれません」とも伝えてきています。深
刻なのは「以前は仲の良かつた漁村地域では険悪な空気が蔓延して」いることで、高橋さ
んは「仕事や未来への展望を早急に示し、希望を感じさせるべきでせう」と提案していま
す。
ただ、被災地ではまだ行方不明者が1万5315人(4月4日午後8時現在)もいます。現在は
その捜索活動を主に行なっているようで、重機などを入れての本格的な復旧に向けた活動
までにはもう少し時間がかかる見込みのようです。
しかし、高橋さんの報告にありますように「被災程度と被災後の環境で被災者の意識は
かなり違」うとのことですので、李登輝元総統も指摘されていましたように、「被災者の
心のケアも軽視できない重要な課題」(本誌3月20日発行、第1269号参照)ですので、行政
側には今後早急にそのようなきめ細かな対応が望まれます。
なお、高橋さんは正漢字(台湾で言う「繁体字」)に歴史的仮名遣いで書かれています
が、読者の便を考えて漢字は常用漢字といたしました。また、詠みやすさを考慮して読点
や改行などを施し、タイトルとサブタイトルも編集部で付したことをお断りします。
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被災から3週間後の現場─被災程度と被災後の環境で異なる被災者意識
現在、被災地では食料に関してはそれほど困らなくなつてをります。むしろ、だぶつく
日が多く、タイミングによつては配給に並ばずに食べ物が手に入ります。もつとも、被災
者の避難してゐる学校はこの点の心配はありません。
私の周囲は、北に生活協同組合、南に渡波(わたりは)小学校、東に宮城水産高等学校、
西には渡波駅があり、どつちに歩いても、数分も掛からず配給所があります。支所も近い。
周囲に給水箇所は三ヶ所ですが、距離は同様です。
渡波駅を境界線として被害規模が変はり、北側は比較的ましです。駅から北以外の地域
は壊滅的被害を被つた地区が少なくなく、とても人の住める状態ではありません。そのせ
いか、NPOや海外支援団体、民間ボランティアは生協と渡波駅に多く集まり、近辺住民
は食べ物には恵まれてをります。
メディアは、ルース米国大使が来た渡波小学校を取材場所に選ぶ場合が多いのですが、
惨状の光景は丁度この建物を境に広がります。
被害の甚大な場所には配給や炊き出しボランティアが入らないため、渡波駅から北以外
の住民は、主に避難所生活か、壊れた家屋で全てのインフラが寸断されたままの上、配給
所まで毎日通ふ生活を未だ続けてをります。
被災住民にも格差があります。家族など身近な方が亡くなられた遺族の悲しみは消えず、
精神的な消耗は計りしれません。解決は時間しかありません。
仕事の手段や財産を失ひ、負債だけが残つた方は、将来への不安からか苛立ちが募り、
しばしば喧嘩なども発生して、以前は仲の良かつた漁村地域では険悪な空気が蔓延してゐ
るやうです。彼らには仕事や未来への展望を早急に示し、希望を感じさせるべきでせう。
被災が比較的軽微な方々は、配給場所などが近いため、インフラ復旧後は直ちに上記被
災者が自立できる環境をサポートする役に回るべきでせう。ただし、仕事を失つたことは
変はらないため、配給生活に甘えないやうな意識を保つのが現在の課題です。
上述のやうに、被災程度と被災後の環境で被災者の意識はかなり違ひますし、避難場所
でも違ひます。時に避難程度の比較的軽い者には、外から観てゐる者が奇異に感じる場合
すらあります。
一週間以上前から、石巻渡波地区は配給など食料はかなり供給されてをり、すでに被災
者同士でも食料を分け合つたり、交換する対象ではありません。支援として供給過多で、
おにぎりやパンは、賞味期限上は日持ちしないためか、なるべく供給量をその日のうちに
配布しようとするために、受給側の要求よりも多くなりがちです。
しかし、日によりばらつく、もっとも劣悪な条件のまま半壊家屋にいる場合と、炊き出
しすら入らない地域に残る住民は別ですが。
今回の犠牲者も、いはゆる「災害弱者」と言はれる50代後半を過ぎた方や幼子の比率が
高く、若者の場合、出歩いてゐて運悪く被災した方が多いやうに見えます。
以上、災害から3週間後の現場からの報告です。(4月3日)
宮城県石巻市 高橋俊一拝
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3>> お見舞いと激励のメッセージ
このたびの東日本大震災では、本会にもお見舞いや励ましのメッセージがたくさん届い
ています。その中からご紹介しています。
今回は、台湾で義捐金を100億円以上も集められたことに対する御礼や、「何かしら私に
もできることはないか」と絵本を贈られた方からのお便りです。
本誌ではできるだけ多くのメッセージをご紹介してまいりたいと思っています。激励や
お見舞いのメッセージをお寄せいただければ幸いです。
■ 日本李登輝友の会メールアドレス
E-mail:info@ritouki.jp
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● 台湾は本当の友好国 K・A
今回の大震災並びに原子力発電所事故に関して、義捐金が100億円も集まったとのこと。
台湾の皆様には、いくらお礼をしても足りないくらいです。本当にありがとうございます。
台湾は本当の、日本の友好国であります。(4月1日)
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● 台湾の方の心の豊かさに感激 S・Y(和歌山県・女・28歳)
インターネットで台湾の方からの義援金がケタ違いに多いことを知りました。お金の多
さではありませんが、日本のために特番をしたり、今回改めて台湾の方の心の豊かさに感
激しました。日本はよくマイナス感情の標的にされることが多いですが、このように台湾
の方に日本を好く思っていただいていること、本当にありがたいと思います。日本人とし
て、感謝します。(4月1日)
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● 娘の使った絵本を本日発送 黒岩幸治
いつもメルマガを拝見しております。年に1回台湾を訪問し、温泉と歴史的建造物を楽し
んでいます。2月はフィギュアスケートも堪能することができました。
また、かつて総統府見学の際は、貴会の早川友久理事さんのご活躍の話をうかがったこ
とがありました。
今回の被災に際し、台湾国民が多数の援助をしているとお聞きしました。震災自体は忌
まわしいものですが援助の報道はたいへん嬉しく思います。
何かしら私にもできることはないかとこれまでも別ルートで義援金をおくりましたが、
今回のメルマガで子供への支援が可能であることを知り、娘が使ったものではありますが、
絵本を本日発送いたしました。遠野局にいつつくか不明とのことでしたので、荷物の追跡
番号を貴会へ報告いたします。
被災地の皆様方へお見舞い申し上げますとともに、台湾の方々のご支援に感謝申し上げ
ます。(4月3日)
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● 第15回李登輝学校研修団:申し込みフォーム【締切:4月8日】
http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0086.reg
*同時にパスポートのコピーをFAXかメールでご送付願います。
● 日本李登輝友の会にご入会を!
文化交流を主とした「日本の生命線」台湾との交流を深める本会活動にご参加いただけ
る方は、ご入会を! 下記の「入会お申し込みフォーム」からですと、お手軽にお申し
込みできます。 (日本李登輝友の会事務局)
■ 入会お申し込みフォーム http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg
■ 入会案内 http://www.ritouki.jp/guidance.html
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日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の
活動情報とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガです。
● 発行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp ホームページ:http://www.ritouki.jp/
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