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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
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震災救援で注目の友邦「台湾」は中国の脅威の前で危険的状況
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日本の震災への救援で沸き立つ台湾。すでにこの人口二千三百万人の国で集められた義援金は百億円を超え、その温かさに多くの日本人は感激し、これほどの友邦が隣に存在していたことを今まで気にも止めないできたことに驚いているのではないだろうか。
不法侵略である台湾併呑を国家目標に掲げることを正当化するため、「一つの中国」(台湾も中国の一部)などと宣伝する中国への、政府の配慮はあまりに過剰で、台湾という国があたかも存在しないかのように、交流を避け、冷淡な態度をとってきたものだから、国民一般が台湾に無知、無関心な状態に陥っても不思議ではないと思う。
実にばかげた話である。日本にとって台湾は中国の東亜膨張を食い止める最前線の「砦」だというのに、その「砦」を中国に差し出すような真似を、政府はいつまでも続けているのだ。
一方台湾でも、在台中国人勢力が主導する国民党が自ら「砦」を明け渡そうとしているのである。
国民党は台湾人主導の民進党政権から政権を奪取するため、中国と共同戦線を組み、その恫喝、利益誘導の宣伝代行者となり、〇八年の総統選挙で勝利した。だが一たびヤクザと手を組み、利益を享受した者はヤクザの言いなりとならざるを得ない。かくして同党政権は中国の傀儡の如く、現在の中国傾斜を進めているわけだ。
そうした危機的状況の中で注目されるのが、一二年に行われる次の総統選挙で、民進党が再び政権に返り咲き、中国傾斜に歯止めをかけることができるかどうかだ。
これは日本人にとっても、自国の安全保障を考える上で関心を抱かざるを得ない問題だが、これに関し、台湾の国際法学者で元総統府資政(顧問)である彭明敏氏は、四月七日付の自由時報で一文を発表し、次のような予測を立てている。
―――多くの国外の人々(海外在住の台湾人や外国籍の専門家)は、総統選挙で民進党が勝った場合、国民党は大人しく政権を譲り渡すかどうかを疑問視している。
―――正常な民主国家なら、与党が選挙で負ければ「忠実な野党」になるものだが、国民党は体質的に、こうしたフェアプレイのDNAを持たない。
―――二〇〇〇年の総統選挙で民進党が勝利し、長年の一党独裁の地位から転げ落ちた国民党は屈辱、絶望、激発のあまり、総統罷免、議会妨害等々の騒ぎを繰り広げ、政局を乱し続けた。
―――八年間政権を失うと言う苦痛を嘗め尽くした国民党は、政権を永久に守るため、合法、非合法、平和的、暴力的など、いかなる手段も選ばないだろう。彼らに言わせれば、民進党の再起は天理に悖るものなのだ。
―――中共にしても同じだ。あらゆる手を尽くして台湾人を騙し、国民党政権の方がいいと思わせるだろう。そのために台湾へ向けた二千基のミサイルの撤去を宣言するかも知れないし(軍事的には何の意味もないが)、不戦協定を締結するかも知れないし、似て非なる経済利益を与えようともするかも知れない。
―――国民党の三年間の政治が十分に証明しているのは、これが最も関心があるのは台湾の主権、安全、自決権をいかに守り、民主、自由、人権を以下に増進するかではなく、その政権をいかに永遠に保障するかだ。
―――すでに国民党の準備は万全で、司法を支配し、メディアを制御し、ヤクザと結託し終えている。総統選挙で失敗したら、それから新総統が就任するまでの四ヶ月間、こうした資源や勢力を利用し、社会に大乱をもたらすことだろう。
―――また台湾に潜伏する無数の中共の特務や、さらには人民解放軍にまで支援を求め、民進党政権の発足を阻止するのではないか。
そして文章は「こうした国外からの分析が杞憂であれば良いが、台湾人はこのような最悪の事態に備えても良いのではないか」と結ばれるのだが、これはずいぶん遠慮した表現だ。
二〇〇〇年に政権の座を奪われ、〇八年に政権に復帰して今日に至るまでの間、国民党の中国人勢力の原動力は、明らかに民主、人権、法治といった理念などではなく、自分たちから権力を奪い去った台湾人への憎悪、復讐心だった。憎むべき台湾人を守るため、なぜ中共の同胞と戦わなければならないのかとの思いも、あの露骨な中国傾斜政策に滲み出ている。
東亜の「砦」がここまで危機的状況にあるというのに、日本官民はこれからも、台湾に無関心でい続ける気か。
実は目下の台湾における日本救援熱には、反日中国人とは異なる心優しい台湾人としての自己確認、中国傾斜ではなく日本や米国の陣営でやっていきたいとの願望表明といったものの反映もあるようだ。
そもそも中国人意識と反日感情は表裏一体だから、親日感情の発揮は台湾人意識の発露でもあるのだ。
日本への義援金をめぐって、台湾赤十字ではなく日本赤十字に直接送ろうと民進党などが呼びかけ、多くの人々がそれに応じたのは、台湾赤十字が国民党関係者に牛耳られ、台湾大地震の被災者救援金の一部を中国の四川大地震救援に回すなどで、中国の影響下にあることが疑われているからだ。
台湾赤十字は三月二十八日、集まった義援金十七億元(約五十億円)のうち、四億四千万元を日本へ送ると決定するや、「ただちに全額送れ」との大批判を受けるほど、信用度が低下しているのも、中国や在台中国人への不信感のためだろう。国民党の中国人なら義援金を着服してしまうかも知れないとまで、多くの人々は警戒している。
台湾を「砦」と呼んだが、「砦」の人々は、これほど中国人を警戒し、日本人を信頼し、親しみを抱いてくれているのである。
だからこのような人々の友情に応えよう。中国という「反日の敵」の言いなりになり、「親日の友」を見捨て、そして自らの首を絞めることほど愚かしいことはないのだ。
まずは日本官民が、国共両党が台湾の総統選挙を巡る陰謀が行われるかどうかを監視し、あるいは国際社会に監視を呼びかけることが重要だ。
それであるのに日本人は、なおも「台湾は中国の一部」「台湾人は中国人」との宣伝を受け容れ、あの人々を無視し続けるのか。
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AFPBB News>>>>>>>>>>>>>>>>
「A friend in need is a friend indeed(まさかの友は真の友)」だそうだ。6カ国以外は、どうなのか?あれだけ支援してくれた台湾へは、無しか?日本人として、やはりこの政府は恥ずかしい。
タグ:中国の脅威
コメントありがとうございます。オレ様国家に諂い、親しき隣人を無視する日本政府。いじめっ子にくっついて、いじめるクチですね。