第10回歴史講演会のご案内
「村田清風に学ぶ為政者の決断基準」
〜改革に当たる指導者は如何にあるべきか〜
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■平成23年大田絵堂の戦い、歴史講演会ニュースレターpdfは、こちら
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今回は、歴史講演会のご案内をさせていただきます。『日本時事評論』にも取り上げておりますので、ご存じの方も多いと思いますが、山口県美祢市美東町で毎年取り組んでおります「大田・絵堂の戦い」を顕彰しよう会主催の講演会および供養会です。
「何とローカルな!」と思われる方もあるかもしれませんが、この行事に込めた趣旨は全国の地域、地区で共通する課題でもあろうと思いますので、あえてご紹介をさせていただきます。
その地域を超えて共通する課題とは、例えば……
・改正教育基本法の第2条5に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」とありますが、その具体的な実践として、地元の歴史を“郷土を愛し、誇りを持つ”視点で再評価・検証する運動を全国的に展開してはどうでしょうか?!
・同じく改正教育基本法第15条に「宗教に関する寛容の態度、宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されなければならない」(「宗教に関する一般的な教養」は今回の改正で追加)とありますが、その手始めとして地域のおける供養会・慰霊祭に子供達を参加させることが一番の教育になるのではないでしょうか?!
・追悼や慰霊、供養を「無宗教」の形で行うという風潮がありますが、それこそ、伝統・文化を破壊する行為であり、追悼や慰霊、供養はそれ自体が「宗教」行為であることを認識し、むしろ、宗旨宗派を超えた方式を考えていくべきではないでしょうか?!
・大自然を畏敬し、人知を超えたものを認めて謙虚になること、その心の表現として手を合わせることこそ、宗教的情操、道徳の実践の基本であり、豊かな人間性を育み、明るい地域社会づくりの基盤ともなるのではないでしょうか?!
――などなどです。いろいろ受け止め方もあろうと思いますので、皆様のご意見、ご感想等をお聞かせいただくと幸いです。
また、毎年開催をしてきた歴史講演会は、今回で10回を数えます。これも多くの方々のご支援があればこそであり、この場を借りて皆様方に衷心より感謝申し上げます。
この記念すべき第10回の講師は、『日本時事評論』に「明治維新とは何だったのか?」を連載いただいた歴史作家、鈴木旭先生です。
時あたかも、東日本大震災があり、その対応からも改めて為政者、リーダーの在り方が問われています。実は、江戸末期にも「安政の大地震」が起き、やがて明治維新を迎えております。そうした歴史を紐解きながら、「改革に当たる指導者は如何にあるべきか」を、長州藩の基盤づくりに貢献した村田清風の生き様を紹介しながら、熱く語っていただきます。
これからの日本を展望する意味でも、また、日本再興を図る決意を固める意味からも、大変タイムリーな内容になること請け合いです。
是非とも、多くの人のご参会をお願いするとともに、遠隔地でご参会できない方々も知人・友人との会話の時などに話題として取り上げていただくと有り難いですね。
『日本時事評論』編集長 山口敏昭拝
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「大田・絵堂の戦い」を顕彰しよう会
第10回歴史講演会のご案内
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日時:平成23年 5月29日(日)13:40〜15:30
場所:美祢市美東センター(旧・美東町民センター)
〒754-0211 美祢市美東町大田6170-1
Tel 08396-2-5555 Fax 08396-2-5556
講師:鈴木 旭 先生(歴史作家・東京在住)
演題:「村田清風に学ぶ為政者の決断基準」
〜改革に当たる指導者は如何にあるべきか〜
◎講師・鈴木旭先生プロフィール◎
昭和22年、山形県天童市生まれ。東京都在住。
平成6年、『うつけ信長』(学研・歴史群像新書)で
「第1回歴史群像大賞」を受賞して作家デビュー。
その後はノンフィクション分野で活動の場を広げ、
さまざまなテーマで執筆、講演活動を展開中。
『よくわかるシリーズ』の『日本史』『世界史』『戦国史』
『古代日本史』の4部作は昨今、めずらしい
ロングセラーブックスとして注目を浴びている。
タグ:明治維新