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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
ブログ「台湾は日本の生命線!」 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/
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台湾の震災支援の恩を仇で返す政府、マスコミ
台湾の友情に感動する者は「中国の手先」糾弾で立ち上がれ!
(付:台湾人の日本への真心を伝える報道動画)
ブログでは関連写真も↓
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台湾最大手紙自由時報(四月十七日)に柯勝●)氏(公務員、高雄市在住)という人の投書が掲載されている。何でも、東日本大震災の発生前から予定していたとおり、この四月に日本を旅行したそうで、そのときの模様を書いているのだが、私はこれを読み、日本人として思わず熱いものが込み上げた。(●=金にりっとう)
そこでこれを抄訳してみよう。
―――今回の旅行の目的は昨年知り合った横浜の年輩女性と会うことだった。彼女は食事中、台湾からの義援金が数十億元を超えたと報じる新聞記事の切り取りを持ち出し、「理解できない。なぜ台湾の人々はここまでお金を出してくれるのか。しかも今でも金額は増加中だそうだ」と聞いてきた。
―――そこで私は台湾と日本の過去の歴史の経緯を簡単に説明し、それから老世代の日本への好感や、若い世代が日本情報を追い続けていることなどを話した。そして何年も前の921大地震(九九年の台湾中部地震)で日本が台湾を援助してくれたため、それと同じように、今回はただちに募金に応じたのだのだとも。
―――彼女は私に向かって何度も台湾国民への感謝の気持ちを言った。私はその彼女の気持ちを、善良なる台湾の同胞に伝えたい。
―――次の日、浅草の「鳩屋」という喫茶店に入った。店の奥さんに「本で歴史のある店だと知って来た。私は台湾人だから古い店が好きなのだ」と告げるや否や、カウンターの向こうにいた主人が仕事の手を止め、厳粛な表情で「お客さんは台湾からいらっしゃったのか」と聞いてきた。
―――私が「そうだ」と答えると、彼はお礼を言い始めた。「台湾国民の多額の義援金に、日本国民は感謝しても仕切れない。台湾はあんなに小さな国なのに、これほど大きな金額を出してくれるなど、本当に立派だ」と。
―――主人は涙ぐんでいた。そしてさらには頭を下げながら「ありがとう」と言うのだ。私はとても感動し、やはり立ち上がってお辞儀をした。
―――横にいた奥さんも一緒にお辞儀をしながら、「貴国は本当に素晴らしい国だ。こんなに日本を助けてくれるなんて」と話し続けるのだった。
―――店を出るとき、主人は再びお礼を言いながら、「台湾に帰ったら、ぜひ日本の台湾国民への感謝の気持ちを伝えてほしい。日本人は絶対に今回の温かい気持ちを忘れることはない」と。
―――ここにおいて日本からの感謝の言葉をお伝えし、これを我が善良なる台湾同胞と分かち合いたい。
おおよその内容は以上だ。
ここで紹介される三人の日本人は、きっと心のきれいな人たちなのだろう。心ある日本国民の思い、あるいは日本国民の間で広がりつつある台湾への好感、共感を代表するかのように、彼らの感謝の気持ちがこのような形で、幾万もの台湾国民に届けられたのは、何よりのことである。
ことに台湾の人々は、中国の外交封鎖の謀略に遭い、国際社会で孤立感を深めているだけに、こうしたメッセージを心から喜んでくれたに違いない。
日本人もまた、従来に台湾への冷ややかなイメージをいくらかでも払拭されたかも知れない。何しろ中国などを怖がって、これほどの友邦である台湾を邪険に扱うなど、今までの日本人は本当になっていなかったのだ。ましてや戦略的にも台湾は、日本とは中国の軍事力の前では一蓮托生の間柄なのである。
ところがだ。国民がどんなに台湾の友情に感謝しても、いまだに中国に配慮するが故に、台湾人の善意を踏みにじり、日本の名誉を傷つけ続けるのが政府でありマスコミだ。
政府は震災発生から一時間も経たずに救助隊派遣を申し出てきた台湾政府に対して「待った」をかけ、ようやく受け入れを表明したのは二日後、つまり中国の救援隊が日本入りを果たした後のことだ。
NHKは「海外ネットワーク」なる報道番組で、各国からの支援物資の内訳を報道する際、台湾のそれを中国と同一枠内で扱った(同一国として扱った)。これは甚だしい台湾侮辱であるとともに、許しがたい故意の誤報である。
毎日新聞は支援物資を各国別に表示する際、台湾の国旗を表記しなかった。そしてその代わりに、中国の圧力によって国際競技大会で強要させられているチャイニーズタイペイ五輪委員会旗(五輪が描かれている)を掲げた。毎日新聞は台湾の援助をスポーツだと言うのか。
こうした政府、マスコミがいかに国家、民族の信頼と名誉を傷つけているかがわかるだろう。
しかも名誉が損なわれるだけではない。日本にとって戦略的にはきわめて重要な台湾を、自ら進んで中国に献上するかのごとき愚行を演じ続けているのである。これまで、台湾問題に関し、国民の圧倒意的多数が無関心であったことをいいことに。
今回、台湾が得がたい友邦であることを知った国民は、こうした政府、マスコミの親中反台という利敵行為の糾弾と阻止に立ち上がるべきである。
台湾へのイジメ、侮辱といった異常行為に平然と出ることのできる勢力は、国家、国民を裏切る中国の傀儡と疑うべきである。
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【追記】
日本の台湾報道をチェックし続ける台湾人の友人が問題視しているのが、毎日新聞が四月十八日に配信した「<台湾>震災支援、突出の謎…親日派多く企業のメンツも」という記事だ。
「台湾からの義援金が今月13日までに48億5374万台湾ドル(約139億円)になり、1人当たりでは恐らく世界最大とみられる。日本への支援の背景には、日本好きの国民性や、企業のメンツなどがありそうだ」と伝える記事なのだが、最後にこう付け加えている。
「中国の存在感の陰に隠れがちな台湾にとって、人道支援は国際社会で存在感を示す重要な機会でもある。今年2月のニュージーランド地震の際は、日本より先に救助隊を現地に派遣した」
これを読んだ友人は「さすがは親中新聞だ。最後にこんなことを書けば、台湾人の善行がすべて国際的声望を狙ってのものと誤解されてしまう。台湾人がこれを読んだら、間違いなく悲しむだろう」と憤っている。
たしかに台湾人が見れば悲しむだろう。毎日新聞はもっと気をつけて記事を書くべきだ。これでは台湾の国際的声望が上がるのを嫌う中国のために書いたと疑われても仕方がない。
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■台湾人の日本への真心を伝える報道動画(めざましテレビ)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=i8OSyTpbKPg
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