2011年04月22日

オリンピック委員会旗の表記は台湾救助隊及び台湾国民への侮辱!

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          メルマガ版「台湾は日本の生命線!」

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

ブログ「台湾は日本の生命線!」 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/

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オリンピック委員会旗の表記は台湾救助隊及び台湾国民への侮辱!
震災救援の恩を仇で返した毎日新聞に抗議と訂正要求を!

【抗議先】毎日新聞社

■メール https://form.mainichi.co.jp/toiawase/index.html

記入する「件名」例:4月15日の特集「世界の善意ありがとう」における台湾侮辱行為について

■電話 
03−3212−0321 東京本社
06−6345ー1551 大阪本社
052−527−8000 中部本社
093−541−3131 西部本社
0570−064−988 北海道支社

マスメディア媚中行為撲滅運動を拡大しよう!


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「新潮」も報じた毎日新聞の忘恩―中国配慮で震災救援の台湾侮辱


ブログでは問題紙面の写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1486.html

■「世界の支援に応える道」に反する毎日新聞

毎日新聞は四月十五日、朝刊の一ページを割き、今回の震災に見舞われた日本に救援の手を差し伸べてくれた世界の国、人々の謝意を表明する特集を組んだ。

そこには特別社説まで掲げられるなど、国際社会に向けた異例のメッセージとなっている。

ところで、「はげましを忘れない」と題するその社説は「外に目を開き、この地球に住む一人一人の人間の尊厳を守ることを何よりも大切にする−−。それが、震災でいただいた世界の支援に、私たちが応える道ではないだろうか」との言葉で結ばれているのだが、その「道」に反することを、この特集は早くもやらかしているのである。

特集を見ると、その一番上には「海外からの支援チームの活動内容」との欄があり、各国からの国際救援隊の人数や活動の期間、地点が、それぞれの国名、国旗とともに表記されているのだが、そのうち台湾に関しては、国旗とは異なる妙なマークの旗が記されているのである。

それは中華(チャイニーズタイペイ)五輪委員会の旗である。中国の圧力により、IOCから自国旗の掲揚を許されない台湾が、オリンピックや国際競技大会で掲げるあの旗だ。

ちなみに、さらに言えばこの旗は、しばしば中国によって「台湾は国ではなく中国の一地方。チャイニーズタイペイ(中華人民共和国の台北)なのだ」との宣伝で利用されものでもある。

■「週刊新潮」からも「礼儀知らず」と報道

毎日新聞もIOCと同様、中国の圧力を恐れ、この旗を台湾国旗の代わりにいたらしい。

しかしやはりふざけすぎである。なぜなら台湾から日本の被災地に駆けつけてくれた救助隊は、スポーツをやりに来たわけではないのである。

台湾の国や国旗の存在を否定することは、あの国の救援隊や国民の尊厳を傷つけることに他ならない。社説が言う「この地球に住む一人一人の人間の尊厳」の「一人一人」から、台湾人は除外されているらしい。

そして台湾を例外にするのまさに中共の手法と合致している。中共は「和諧世界」の実現を訴えながら、台湾に対してだけは大量のミサイルの照準を合わせ、中共支配下に入れと要求しているのである。

毎日新聞がこれほど恩義ある台湾に対し、ここまでの非礼行為を加えながら、なお心の痛みを覚えないでいられるのは、中共に追随する日本のメディア、政治家に共通する特性と断言できる。それはきっと事大主義に陥った者の通弊に違いない。

つまり良心の麻痺だ。中共への従属を善と思い込みたいあまり、中共の悪事への加担も悪事とは思えなくなってしまうのだ。

「“世界の善意”に感謝でも『毎日新聞』礼儀知らず」と題し、この問題を報じているのが二十一日発売の週刊新潮(四月二十八日号、百三十二頁)だ。

「各国の国旗を掲げも掲げて紹介する図表には、台湾だけをオリンピック委員会旗で表示。紙面には<旗はオリンピックで使用されるもの>と姑息な但し書きはあるが、国旗でないのは台湾のみ」と指摘する。

これについて毎日新聞は「分かりやすくするため、平和の祭典であるオリンピックでの旗を使いました」と説明したそうだが、記事は「お礼と国際政治の駆け引きとは別であるはずなのに」と皮肉っている。まったくその通りだろう。

■回答に窮する毎日新聞の「読者室」

「平和の祭典」と言うが、救援隊とスポーツとはまったく関係はないわけだから、きっとそれとは異なる別の理由が隠されているはずだ。そこで私も二十一日、毎日新聞に電話をしてみた。

応対に出た「読者室」は国旗を掲げなかった理由として「日本は台湾を国家承認していない。これは毎日の見解と言うより、政府の見解だ」と説明した。

そこで私は「この図表は外務省資料を参考にして作成したそうだが、外務省の資料で台湾の国旗欄は空白になっている(外務省HPにある「諸外国・地域・国際機関からの救助チーム・専門家チーム等活動場所一覧」)。それであるのになぜ毎日は、わざわざ五輪委員会旗を用いたのか」と聞いた。

それへの回答は「ブランクにするわけにもいかなかったから」と、理由にもならない理由を述べた。

「日本は北朝鮮を承認していないが、もしあの国が救援隊を送っていたら、あの国旗を掲載したはずでは」と聞くと、「それは難しい質問だ」と、回答に窮していた。

私が「要するに毎日は中国の圧力が怖いのではないか」と聞くと、「これ以上は話せない。広報に聞いて欲しい」と言われ、電話を広報部に回されたのだが、生憎担当者は「食事に出ている」とか。そこで向こうからの電話を待つこととなった。

■「台湾独立派への配慮」など信用できるか

社長室広報担当の職員から電話が掛かってきたのはおよそ二時間後で、編集局の「なぜ五輪委員会旗を掲げたのか」の理由を次のように伝えてきた。

「台湾の国旗をめぐっては、皆さんいろいろな意見があるので、より多くの人が受け入れられる五輪委員会旗を使った」

では、「皆さん」とは誰のことか。台湾国旗に反対する日本人のことか、それとも中共のことか。それについては「皆さんとは台湾国内の人のこと。国旗に賛成の人も反対の人もいる」とのこと。つまり毎日新聞は台湾国旗(中華民国体制の旗)を認めない台湾独立派勢力にも配慮したというわけだ。

私は「中共を恐れず、台湾独立派をも配慮するなど、日本のマスメディアにとっては画期的なことだ。素晴らしい」と話すと、相手は「外信部など中国問題のプロにも意見を聞いてのことだ」と付け加えたので、私は一転し、「そのような話は信じない」と言った。「もしプロなら、台湾独立派が五輪委員会旗を嫌っていることを知っているはずだ」と。

そもそも五輪委員会旗に描かれているのは国民党章であるだけではない。台湾の国旗すら認めない中共が「中国の台北」旗として好むが如き、台湾にとっては有害極まりない五輪委員会旗など、どうして台湾独立派が嫌悪せずにいられるだろうか。

いずれにせよ毎日新聞は、訂正、謝罪を拒否してきた。なぜなら誤報ではないからだ。新潮が「姑息な但し書き」と指摘するところの「旗はオリンピックで使用されるもの」という一文は、こういうところで威力を発揮するのである。

■台湾クローズアップで狼狽する中共の心を反映

だいたい日本のマスメディアの台湾報道を長年にわたってチェックしてきた私にとり、毎日が台湾の国旗の掲載を見合わせたのが中国への配慮ではなく、台湾の国内世論への配慮によるというのは、どうしても信じ難いのである。

仮にそれが事実だとしても、台湾の支援に感謝を行うにあたり、一国の国旗を掲げるべき場所に他の旗を勝手に掲げること自体、事大主義に基づく日ごろの台湾軽視の習慣が表れた重大なミスと言わざるを得ない。

そしてこれは台湾に対する非礼であるばかりでない。これを見た日本人読者にも、台湾の国旗に関する誤解を与えかねないミスでもある。

そしてもう一つ言えるのは、こうしたあってはならないミスが、中共にとってはきわめて歓迎すべきものであると言うことだ。

四月二日にはNHK総合の「海外ネットワーク」も、国際救援隊一覧を映し出したが、こちらは台湾に関しては国旗は空白。しかし台湾の記述は中国の枠内に入れ、中国の宣伝どおり、「台湾は中国の一部」として報道している。

このように台湾に「恩で仇で返す」ことを繰り返す日本のメディア各社。一度日本で「台湾」がクローズアップされると、それへの中共の狼狽を反映させるかのように、その傀儡どもも常軌を逸した行動に出てしまうようだ。

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発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

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タグ:忘恩
posted by 親善大使 at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾は日本の生命線より
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