
>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━【平成23年(2011年) 4月29日】
☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
日台共栄のためにあなたの力を!!
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1>> 来年1月14日に実施される台湾の総統選挙では何が争点となるのか
2>> 5月8日の八田與一墓前祭に許世楷氏や蔡焜燦氏も参列
3>> 八田與一技師の墓前祭に初参列 佐藤 和代
4>> メルマガに寄せられた「読者の声」
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■ 東日本大震災「お見舞い募金」にご協力を!(日本)
*募金総額:517万3400円(4月27日現在)
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(ニホンリトウキトモノカイジムキョクチョウ ユハラマサタカ)
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☆ 東日本大震災「義捐金お預かり」振込口座
彰化銀行 古亭分行 帳號5116-51-106275-00 戸口HAYAKAWA TOMOHISA(早川友久)
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■ 李登輝元総統から被災者へのメッセージ[桜H23/3/29]
http://www.youtube.com/watch?v=iGzkPlnMgUA&feature=youtube_gdata
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1>> 来年1月14日に実施される台湾の総統選挙では何が争点となるのか
台湾では4月19日に次の総統選挙と立法委員(国会議員に相当)選挙の同日実施が決ま
り、来年1月14日に行われることになった。
27日には野党である民進党内で行われた総統選挙候補者の世論調査が発表され、蔡英文
主席がトップとなり初の女性候補となることが確定した。
この世論調査は、世論調査専門会社5社が25日から2日間にわたって電話で行い、3000人
から有効回答を得た。その集計結果によると、現主席の蔡英文氏が42.5%で、同じく総統
選候補者として名乗りを上げていた蘇貞昌・元行政院長(41.15%)と許信良・元民進党主
席(12.21%)の2人を下し、民進党を代表して立候補することが確定した。
一方、与党である中国国民党の中央常務委員会も27日に主席を兼務する馬英九総統を公
認候補とする案を承認し、これにより蔡英文氏と馬英九氏の一騎打ちとなることが決まっ
た。両候補の名前にいずれも「英」の文字があることから、台湾メディアが「双英対決」
と名付けた総統選挙が実質的にスタートした。
その直後に行われたマスメディアの世論調査によると、「明日投票ならどちらを選ぶ」
との質問では、蔡英文氏と馬英九氏の支持率は37%:36%(聯合報)、33.4%:33%(中
国時報)と、蔡英文氏がわずかに上回っている。支持率低迷にあえぐ馬英九氏の苦戦を予
想する報道もある。
台湾の総統選は、実は日本にもアメリカにも影響が大きい。今の国民党政権のように経
済で中国に深く傾斜すると政治も追随せざるを得ず、台湾が実質的に中国と一体化してそ
の影響下に入ってしまうと、米国をも凌駕しようと目論んでいる中国にとって有利なプレ
ゼンスとなり、これが東アジアのみならず世界的な規模での政治や経済、特に軍事のバラ
ンスを崩しかねないからだ。
李登輝元総統は「台湾が直面する問題の解決は、2012年の総統選挙にかかっている」と
指摘しているが、では、総統選挙ではなにが争点になるのか。やはりそれは、中国との関
係に尽きるだろう。台湾はこのまま中国傾斜が続くのか、あるいは台湾の主体性を取り戻
すのか──。ましてや今回の総統選挙は立法委員選挙と同時実施で、まさに台湾の存亡を
決するといっても過言ではない、文字通り天下分け目の選挙となるだろう。
東京新聞・中日新聞の元論説委員で台北支局長もつとめた台北在住の迫田勝敏(さこだ・
かつとし)氏がいち早く総統選の争点について指摘している。下記にご紹介したい。
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台湾総統選 中国との関係争点
【東京新聞:2011年4月28日】
【台北=迫田勝敏】台湾総統選では、常に中国との関係が一つの争点だ。ただ「統一か、
独立か」を明示して争ったかつてと違い、今は中国との距離をどうするかとの議論が主流。
摩擦回避の思惑も絡み、表向きはソフトにみえる主張、施策に力点が置かれている。
馬総統は2008年、「経済をよくする」と訴え総統に当選、中国との関係緊密化を進め経
済を活性化してきた。中国へ直行便を飛ばして中国人観光客を受け入れ、昨年夏には、台
湾・中国の共同市場づくりを目指す経済協力枠組み協定(ECFA)を締結。中国を国名
で呼ばず「大陸と言おう」と主張し、中国との一体化を図っているようにもみえる。
この中国傾斜に対し、蔡主席は「台湾の主権を守れ」と懸念を表明、一定の距離を置く
立場だ。蔡主席は、李登輝元総統が1999年に提起した、台湾と中国を「特殊な国と国の関
係」とする「二国論」の起草者ともいわれる。台湾意識をしっかり持った上での中国との
交流が持論だ。
昨年の東京国際映画祭では、中国が台湾代表団に対し国名に「中国」を入れるよう要求、
騒ぎになった。台湾の「主権」をめぐるトラブルが相次いで台湾市民の反発も大きい。中
国とどう付き合うかは、台湾の存亡に関わる大問題になっている。
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2>> 5月8日の八田與一墓前祭に許世楷氏や蔡焜燦氏も参列
台湾・烏山頭ダムの畔に建つ八田與一技師夫妻墓所の前で毎年5月8日に執り行われる墓
前祭は、今年で65回目となる。今年は昨年2月から始められた八田技師を記念した公園の完
成式も併せて行われるためかなり盛大になりそうだ。
許世楷・前台北駐日経済文化代表処代表や蔡焜燦・李登輝民主協会理事長なども参列す
る予定で、日本からも本会の第15回台湾李登輝学校研修団の参加者が参列する。台湾李登
輝学校研修団は昨年の墓前祭に初めて参列したが、今年も参加者39名が参列する。昨年の
初参列の模様を下記にご紹介したい。
また、八田與一の出身地である石川県金沢市からは、八田技師夫妻を慕い台湾と友好の
会や石川県日華親善協会、金沢経済同友会、旧第一高女同窓会「済美会」など、これまで
で最高の総勢200名ほどが参加すると伝えられている。
ちなみに、八田與一記念公園は、約5ヘクタールの広大な敷地に資料陳列館や日本風の宿
泊施設などを建設し、八田氏の生涯などに関する資料や当時の家具などを展示している。
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3>> 八田與一技師の墓前祭に初参列 佐藤 和代
本会の機関誌『日台共栄』(平成22年8月1日発行、第27号)に掲載した、佐藤和代さん
執筆の「第13回台湾李登輝学校研修団レポート─八田與一技師の墓前祭に初参列」より、
八田與一墓前祭参列の模様を抜粋して紹介したい。
その全文は本会ホームページの「機関誌『日台共栄』」に掲載しているが、PDF版の
下記をご参照いただきたい。
■ 第13回台湾李登輝学校研修団レポート─八田與一技師の墓前祭に初参列
http://www.ritouki.jp/magazine/pdf/27-6.pdf
八田與一技師は昭和17年(1945年)5月8日に亡くなられ、今年で68回目となる命日のこ
の日、烏山頭ダムで一日野外研修である。
お天気に恵まれ暑いくらいの陽気。9時半頃には烏山頭ダムに到着した。八田與一記念館
を見学後、「殉工碑(じゅんこうひ)」に参拝した。この碑の周囲には、ダム工事のため
に亡くなった日本人と台湾人134四名の名前が亡くなられた順に刻まれている。八田技師の
細やかな思いが表れているといえよう。
堤防の階段を上ると視界が一気に開け、珊瑚潭(さんごたん)とも呼ばれるダムが眺め
られる。やがて八田技師の銅像が見えてきた。足を伸ばして座り、物思いにふける様子の
像である 午前中は烏山頭ダムの世界遺産登録推進運動の記者会見があり、台湾側、日本
側の挨拶があった。日本側からは竹田恒泰氏、当会の柚原事務局長、片木理事が臨んだ。
烏山頭ダムが世界遺産となれば、日台の深い絆が広く知られ、日台共栄のシンボルとなる
だろう。
午後2時から墓前祭が行われた。墓前には祭壇が置かれ、果物と花が飾られている。紅白
のテントには多くの参列者が椅子に腰かけ見守っている。
まず3人の尼僧による読経、関係者による献花、焼香が続いた。日本からは八田技師長男
の故八田晃夫(はった・てるお)氏夫人の綾子さんも出席された。また「八田技師夫妻を
慕い台湾と友好の会」も参列した。馬総統代理の頼峰偉・総統府副秘書長も参列し「八田
與一氏の功績と精神は台湾で永遠に伝わっていくと信じている」と挨拶された。
研修団一行も無事献花することが出来、よい思い出となった。一行は急ぎ淡水に戻った。
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4>> メルマガに寄せられた「読者の声」
【読者の声1】
昭和の日を迎えて、激動の昭和の歴史を回顧する人もいると思います。また、懐かしい
昭和の生活を思い起こす人もいると思います。ただ今年は例年と違って、我が国が大変な
災害に見舞われたことから、どうしても、過去の多くの災害が特に想起されます。
昭和と云う時代には、国家が発展する一方、国際環境の良好でなかった時期に大きな戦
争がありました。そして、風水害や地震、冷害や旱害が幾度もありました。考えてみます
と、自然災害で社会資本が破壊されても、必ず修復されました。国民が力を合わせ、被災
地を支えて、乗り越えてきたのでした。
東北地方の人達は、今、大変な思いで毎日を送っていることと思います。また、心細さ、
将来への不安も、募っていることと思います。しかし、必ず日本人の底力で復興が成し遂
げられることは、歴史に照らしても確実であることを信じて欲しいと思います。日本全国
の人が東北地方を応援していることを決して忘れないで下さい。(下津井よいとこ 4月28
日)
☆「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」本日
の昭和の日、このときに迎えた意義は大きい。
【読者の声2】
謝謝台湾計画 集計日報 4月26日後半分 ☆ 最終累計総額キタコレ!
http://blog.livedoor.jp/maiko_kissaka-xiexie_taiwan/archives/65748350.html
(4月28日)
☆累計6015人、募金総額1924万5494円となったそうだ。すごい!
【読者の声3】
中国と台湾の対応の違い、困難なとき本当の友人がわかる。金額の問題ではなく、心の
問題。でも愛は行動を伴う。いいかげんに中国に対して目覚めねばならない。
私ごとだが、3月28日〜4月2日まで仙台市若林区に支援に行かせてもらった。(京都市教
育委員会として)いろいろ考えさせられた。一度台湾に行きたいと考えている。
仙台市の対応に心から喝采! 震災に負けるな、横槍に負けるな!! 台湾多謝! 日
本の真の友人は台湾である。(4月28日)
☆中国と日本の姉妹都市は、ある調査によれば269の自治体に及ぶ。宮城県だけでも県が吉
林省と結び、仙台市長春市、石巻市と恩州市、柴田町と丹陽市など6自治体、岩手県は3
自治体、福島県は10自治体と結んでいる。台湾とは17自治体。それなのに……。
【読者の声4】
台湾多謝! 日本の真の友人は台湾である。(4月27日)
【読者の声5】
頑張れ日本、手を繋ごう台湾、桜はまた咲く。黒ラブ(4月25日)
【読者の声6】
日本の友好国である台湾について、毎号興味深い記事ばかりであり、有難く拝読させて
頂いております。(4月22日)
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