2011年05月04日

消防車に敬礼をした小学生─被災地の皆さんへ 野口 健(アルピニスト)

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1>> 消防車に敬礼をした小学生─被災地の皆さんへ 野口 健(アルピニスト)
2>> DVD「野口健講演:台湾からの再出発」なにが野口健を台湾に惹きつけたのか!?
3>> 沖縄返還の意義を再確認し尖閣諸島を守ろう
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■ 東日本大震災「お見舞い募金」にご協力を!(日本)

  *募金総額:517万5400円(5月2日現在)
  *お見舞い募金は「お志」ですので、いくらでも結構です。
  *礼状はお出しできませんことをご了承のほどお願いします。

☆ 郵便局
  加入者名:日本李登輝友の会 口座番号:00110-4-609117

  ・通信欄に「地震」「お見舞い」などとお書き添えください。
  ・一般の方は郵便局備え付けの「郵便払込取扱票」を、本会会員の方は機関誌『日台
   共栄』に添付の郵便払込取扱票をお使いください。

☆ 銀 行
  三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通:0012742 
  日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬
  (ニホンリトウキトモノカイジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

■ 東日本大震災「お見舞い募金のお預かり」要綱(台湾)

☆ 東日本大震災「義捐金お預かり」振込口座
  彰化銀行 古亭分行 帳號5116-51-106275-00 戸口HAYAKAWA TOMOHISA(早川友久)
 ・義捐金の「お預かり証」をお送りします。

■ 李登輝元総統から被災者へのメッセージ[桜H23/3/29]
  http://www.youtube.com/watch?v=iGzkPlnMgUA&feature=youtube_gdata
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1>> 消防車に敬礼をした小学生─被災地の皆さんへ 野口 健(アルピニスト)

 産経新聞が東日本大震災直後の3月15日から文化面で「被災地の皆さんへ」という連載を
始めた。今朝はアルピニストの野口健氏が登場している。

 野口氏はブログで、地震直後のことから被災地に救援物資を送ることになったいきさつ
をつづっている。それによれば「最初の数日間はテレビ画面に釘付け。被災地の映像に言
葉を失い、ただただ画面を眺め続けていた。気がつけばガクッと気持ちが落ちている。そ
して無気力化していく。これはいけない。被災者ではない我々が落ち込んでいる場合じゃ
ない。またこんな時こそ日本人が一丸となって復興に向けて取り組まなければ、この国の
未来はない。自分に何が出来るのか。テレビを見ながら必死に考えていた」という。そし
て、思いついたのが「寝袋」だった。

 ここからが「行動力の人」野口氏の本領発揮で、付き合いのあるアウトドア・メーカー
に片っ端から連絡を入れて寝袋1000個を確保し、3月17日、環境大使をつとめる長野県小諸
市が友好関係を結んでいる福島県南相馬市へ支援物資を届けるというので一緒に届けても
らったことを手始めに、次からは集めた支援物資を自ら被災地へ届け始めた。

 3月23日には岩手県陸前高田市の広田小学校に寝袋・440個、テント・50張などを届け、4
月に入ってからも、2日には岩手県山田町、陸前高田市、宮城県気仙沼にそれぞれ寝袋・13
64個、ランドセル・60個、マフラー・300枚など。18日には岩手県山田町、陸前高田市、宮
城県石巻市に耳栓やアイマスク、寝袋やテントなどを届けている。

 詳細はブログを見ていただきたいが、産経新聞では、被災地の気仙沼で見た小学生の「敬
礼」姿や、台湾のレスキュー隊などについて話している。下記にご紹介したい。

 ちなみに、この台湾のレスキュー隊については、本誌でも紹介したように、李登輝元総
統が「文藝春秋」5月号で詳しく書いている。李元総統も救援隊の被災地入りが遅れた理由
については言及していないが、野口健氏が書いているように「もし『中国への配慮』があ
ったとすれば、こんなに情けないことはない」。被災民の命より中国に配慮したとなれば、
情けないことはもちろん、政府には事実を明らかにする説明責任があり、非道な措置を取
ったことが事実ならばその責めを負い、被災者と台湾にきちんと謝罪すべきである。

■ 野口健公式ブログ(3月)
  http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/2011-03.html#20110315
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消防車に敬礼をした小学生─被災地の皆さんへ 野口 健(アルピニスト)
【産経新聞:平成23年(2011年)5月4日】

 忘れられない光景がある。

 宮城県気仙沼。日はどっぷりと暮れ、全国から応援に駆けつけた消防車十数台もその日
の業務を終え、宿舎に引き揚げようとしていた。そのときである。

 道ばたから、小学3年生ぐらいの男の子がパーッと飛び出してきた。彼はピンと背筋を
伸ばし、帰路につく消防車を見送りながら一台一台に「敬礼」をしたのである。

 後ろで見ていた僕は涙が出そうになった。彼には分かっているのである。「(消防士た
ちが)自分たちを、町を助けに来てくれた人たちなんだ」と…。

 3月下旬に初めて被災地を訪れ、がれきに埋もれた現場に立ったとき、あまりの惨状に
僕は言葉がでなかった。こんなひどい状況の中でも生き残った方がいたのは奇跡だと思っ
た。

 消防官、自衛官、警察官…が現場に立ち、朝から晩まで懸命に働いている。時には、命
の危険を冒してまで、だ。そんな人たちに対して、現場も知らない大臣が、ひどい言葉を
投げつけたと聞く。その大臣にこそ、あの小学生の敬礼を見てほしかった。

 被災地の自治体の首長さんの中には、家族を失ったり、自宅を流された人もいる。だが、
自分のことは後回し。被災者の支援、復興の先頭に立ち、「これからの街づくり」につい
て熱っぽく語る人もいた。

 彼らにはやはり「おらが愛する街」なのである。それに比べて、政府や国会議員たちは
どうだろう? みんながそうだとは言わないが、「わが日本への思い」がなかなか伝わっ
てこない。こんな話がある。

 大震災の翌日、台湾の李登輝元総統は、レスキュー隊の派遣を日本政府に打診した。19
99年の台湾の大地震で日本の救援隊がいち早く駆けつけてくれ、多くの支援をもらったこ
とを李登輝さんが感謝し、その恩返しをしたい、と考えていたからである。

 ところが日本側の対応が煮え切らない。こうした震災の救助は時間との闘いである。業
を煮やした李登輝さんは日本の了解を待たずにレスキュー隊の派遣を決め、日本のNPO
法人と連携して作業にあたった、という。いろんな事情があったのかもしれないが、もし
「中国への配慮」があったとすれば、こんなに情けないことはない。

 被災者が生活している避難所へ、支援物資を持っていくと、「私たちはいいから、他の
困っている人たちに渡してください」という人がたくさんいた。平時はともかく、こんな
非常時にモラルや理性を保つのは大変なことなのに…日本人はすごい、と思った。

 だから被災者の皆さんに「頑張ってください」とは声をかけなかった。もう十分過ぎる
ほど、被災者は「頑張っている」のである。その代わりに、「あまり、がまんしないでく
ださいね」。僕はそう言った。

 そして、こんなときでも子供たちは笑顔である。その笑顔に僕は希望を感じた。そして
逆に勇気と元気をもらった気がした。

                   ◇
【プロフィル】野口健
のぐち・けん アルピニスト。昭和48年、米ボストン生まれ。25歳で7大陸最高峰世界最
年少登頂記録(当時)を達成。地球温暖化によるヒマラヤの氷河湖崩壊問題やエベレスト
・富士山の清掃登山、戦没者の遺骨収集問題など幅広いジャンルに取り組んでいる。東日
本大震災の被災地には3、4月の2回、大量の支援物資(寝袋、下着、文房具など)を持って訪問した。
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2>> DVD「野口健講演:台湾からの再出発」なにが野口健を台湾に惹きつけたのか!?

 昨年12月23日に開催した「日台共栄の夕べ」において、アルピニストの野口健(のぐち・
けん)氏を講師に「台湾からの再出発─台湾から日本の元気を取り戻す!」と題してご講
演いただきました。

 本会の機関誌「日台共栄」2月号でもその講演抄録を掲載いたしましたが、当日参加でき
なかった方などからはDVD版で欲しいという要望が少なからずあり、ここに野口氏のご
了承をいただきDVD版を作成しました。

 下記の申し込みフォームからですと、簡単お手軽にお申し込みできます。

■ DVD「野口健講演:台湾からの再出発」申込フォーム
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0088.reg
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DVD「野口健講演:台湾からの再出発」のご案内

▲ 台湾に行くたびにかつての日本の姿を感じますが、それだけで終わらせるのはもったい
  ない。もう一度どう日本を取り戻していくかにつながれば、意味が出てくる。

▲ 李登輝先生に「新高山と富士山を姉妹山提携したい」と伝えましたら、「それは素晴ら
  しい!」とおっしゃってくださった。今後は新高山と富士山の姉妹山提携を一つのテ
  ーマにしながら、これからも台湾との関わりを持ち続けたい。

■ 頒 価:会員:1,000円 一般:1,500円 (送料:1冊=160円)*日本国内のみ
      *入会希望の方も会員価格です。

■ 申込み:注文枚数、ご住所、ご氏名、電話番号などを明記の上、FAX、メール、申し
      込みフォームで。

      FAX:03-3868-2101 E-mail:info@ritouki.jp
      申込フォーム http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0088.reg

■申込先:日本李登輝友の会事務局
     〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
     TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101 E-mail:info@ritouki.jp

■お支払:代金後払い(郵便局・銀行) *DVDとともに請求書と郵便払込取扱票を送付
-----------------------------------------------------------------------------
DVD「野口健講演:台湾からの再出発」お申し込み書

・注文数      枚

・振込み方法  郵便局・銀行(いずれかに○を)

・ご氏名

・会 籍 会員・一般・入会希望(いずれかに○を)

・電話番号

・ご住所 〒
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3>> 沖縄返還の意義を再確認し尖閣諸島を守ろう

【日本会議 国民運動関連情報:平成23年5月2日(月) 通巻第435号)

 4月10日に台湾の世新大学で開催された、「保釣運動」の40周年記念行事には、日本李登
輝友の会台北事務所の方が集会を傍聴し、当日の様子をブログで伝えていますが、集会の
中で「6月17日尖閣襲来計画」については話題とならなかったそうです。

http://twoffice.exblog.jp/15232297/
「理想還在召喚」保釣40周年大会 4月10日付け日本李登輝友の会台北事務所記事参照

 日本李登輝友の会の方から後日聞いたところでは、4月10日の共同通信配信記事は、共同
通信記者が単独でインタビューしたもののようです。

 その後、この共同通信記事をめぐり、楽観論もみられます。「世界日報」紙は5月1日の
紙面で「資金不足・高齢化で窮地に 四十周年迎えた尖閣防衛運動 周遊クルーズは中止
 中国政府の圧力も強まる」と報じました。

 一方「週刊文春」は、「中国人民解放軍尖閣上陸作戦 機密文書の全貌」を掲載し、1日
発売された月刊「正論」では、坂東忠信氏が「来襲中止声明に気を抜くな!ここまできた
中国の尖閣・沖縄支配計画」をレポート。日本兵法研究会会長家村和幸氏が「尖閣防衛は
国境警備隊で」を特集しています。

 大型客船が領海近くへ周航を試みようが中止としようが、それらにかかわりなく警戒は
引き続き行い、実効支配を強化していくことの必要性には代りがありません。(後略)
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● DVD「野口健講演:台湾からの再出発」お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0088.reg

● 増補改訂版 『台湾史小事典』お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0076.reg

● 友愛グループ機関誌『友愛』お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0082.reg

● 廖継思著『いつも一年生』お申し込み
  http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0075.reg

● 日本李登輝友の会「入会のご案内」
  文化交流を主とした「日本の生命線」台湾との交流を深める本会活動にご参加いただ
  ける方は、ご入会を! 下記の「入会お申し込みフォーム」からですと、お手軽にお
  申し込みできます。                (日本李登輝友の会事務局)

■ 入会お申し込みフォーム http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg
■ 入会案内 http://www.ritouki.jp/guidance.html
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日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の
活動情報とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガです。

● 発行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
      TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
      E-mail:info@ritouki.jp ホームページ:http://www.ritouki.jp/
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posted by 親善大使 at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日台共栄より
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