2011年05月09日

日本に「震災」ならチベットには「中共」/救出したい善良民族

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中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

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日本に「震災」ならチベットには「中共」/救出したい善良民族


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訪米の途上、日本で飛行機を乗り継ぐ予定だったダライラマ法王が日本滞在をわざわざ延ばし、四月二十九日に都内の護国寺で東日本大震災の犠牲者を供養する「四十九日法要」を行ったことは何ともありがたいことだった。

法王は震災発生直後の三月十三日も、インド・ダラムサラで約一日をかけ、般若心経を十万回唱える法会を開催し、現地の僧侶、一般人も参加している。この日の法要でもチベット僧や日本の僧侶ら約七十人とともに読経した。約四千人が参列した。

朝日新聞によれば法王は「私たちは自分の国を失って以来、困難な状況の中で、自分自身の心の内なる力を高めることができた。日本も第2次世界大戦で多くの方々を失ったが、落胆することなく立ち上がった。前に進む力を思い出して欲しい」と述べ、被災者を励ました。

参列した友人によると、法王は「日本は友人だ」と繰り返し強調し、その言葉に米軍の「トモダチ作戦」に匹敵するようなありがたさを感じたという。そして法要後に法王が建物を出た途端、それまで降っていた雨がパタリと止んだことに驚かされたとか。

ところが震災に見舞われたのが日本なら、長期にわたって中共の侵略に見舞われているのがチベットである。たとえば中国四川省アバ州は元々はチベットの版図だが、今現在、同州の最大寺院であるキルティ寺(格爾登寺)はいかなる惨事に見舞われているのだろうか。

まさにこの四月二十九日、台湾の中央通訊社はニューデリー発で次のように報じている。

―――キルティ寺の二十歳の僧侶ポンツォクは三月十六日、焼身を以って〇八年のラサ事件三周年を記念した。それ以来、治安部隊の鎮圧によってすでに四人が死亡し、四百人を超える僧侶が行方不明となり、情勢は悪化したままだ。

―――焼身事件後、現地の民衆は反政府デモを行ったが、政府側は群衆の中に人を送り込み、鋭利な刃物で民衆を傷つけ、混乱を引き起こした。十七日に部隊が寺を包囲し、有刺鉄線で封鎖し、武装警察、軍隊、特殊部隊を配置した。

―――四月七日、二十四歳のチベット人チュクペイが公安局に抗議するや、殴り殺された。

―――当局は四月十二日、十八歳から四十歳までの僧侶を「再教育」のためにキルティ寺から連れ出した後、二十一日には軍用車で三百人の僧侶を強制連行した。

―――多くの年輩の僧侶は頑なに抵抗を見せたが、六十五歳のシェルケィ(女)と六十歳のドンコ(男)が殴り殺され、そのほか多くが重傷を負っている。

―――キルティ寺での事件は一つの例に過ぎない。同様のことはチベット各地で発生している。

―――四月十六日、ダライ・ラマはの声明を発し、「警察は火を消さなかったばかりか、逆にポンツォク殴って死に至らしめた。これに僧侶が怒ったため、現地の漢人はキルティ寺を封鎖した」と説明した。ダライ・ラマは情勢が悪化し続け、アバのチベット人に災難が降りかかることを懸念している。しかしこの日は新華社が「キルティ寺は平常どおり」と報じており、メディアはそれを引用して伝えた。

―――ダラムサラにあるチベット人権民主センターは今日、事件後秘密裏に撮影された現地の映像と写真を公表した。それによってキルティ寺の大勢の僧侶は寺院内に集められ、アバの街頭では武装された武装警察、軍人、軍用車が見られることが明らかになった。

〇九年九月、鳩山由紀夫首相(当時)は中国の胡錦濤主席との会談で、チベット問題について「内政の問題と理解している」とし、直接介入しない考えを伝えているが、震災救援と同様、人権問題、侵略問題にも国境はないのである。

そもそも中国の拡張(侵略)政策の矛先は、今やチベットから日本、台湾へと向けられつつあるのだから、無関心でいることはできないはずだ。

四月二十七―二十八日に北京で行われた米中人権対話で米国側が「中国の人権侵害は米中関係を難しくしている」と指摘しただけで、中国の政府、メディアは「米国側が人権問題の名を借りて内政干渉することには反対する」(外交部報道官)などと猛反発した。

そこで日本も今後は中国の反発など恐れることなく、チベット解放を訴えていくべきだ。こうした問題があの国の政権にとって弱点だというなら、ますます「攻撃」を強化するべきだ。

そうすることが日本の安全保障に繋がるし、チベット人への恩返しにもなるのである。

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発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

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タグ:チベット
posted by 親善大使 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾は日本の生命線より
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