2011年06月12日

【主権危機】馬英九:「両岸は国と国ではない」

taioanki.jpg 「台湾の声」より

6月5日の晩に、「中華民国」軍の退役将官・夏瀛洲が、中華民国軍も共産党軍も皆中国軍である、と発言したとされる件で、馬英九はこの発言を批判する姿勢を見せているが、その約一週間前には、自らが、台湾と中国が国と国であるという関係を否定している。このような馬英九の姿勢が中国に与することになっていることは明らかである。

馬英九「両岸は国と国ではない」

翻訳:台湾の声編集部

「中華民国」総統・馬英九は5月30日、「2011年世界国際法学会アジア太平洋エリア会議」の開会式に出席し、中華民国憲法の枠組みでは、(台湾と中国の)両岸関係は国と国との関係ではなく、ある種の特殊な関係であり、伝統的な国際公法の承認制度は、両岸関係には適用されず、台湾は「大陸」の主権を承認することはできないし、しないが、一方で、中共当局が「大陸」で統治権を有効に行使している事実を否認することもしない。

「互いに承認せず、互いに否認しない」という言葉の意味は、「両岸は互いに相手の主権を承認しないが、互いに相手の統治権を否認しない」ということだと述べた。国家元首が「両岸関係」を「ある種の特殊な関係」に限定したのは、(李登輝総統時代の)二国論、「特殊な国と国との関係」以来、はじめてのことである。

2011年05月30日 16:25 アップル・デイリー オンラインニュース速報より

馬英九称「両岸非国与国」
2011年05月30日 16:25 蘋果即時

馬英九総統今天上午在「2011年世界国際法学会亜太区域会議」開幕典礼致詞時表示,在中華民国憲法架構下,両岸関係並不是国与国的関係,而是一種特殊的関係,伝統国際公法的承認制度,不適用於両岸関係,台湾無法、也不会承認大陸的主権,但也不会否認中共当局在大陸有効行使治権的事実,「互不承認、互不否認」的涵義就是「両岸互不承認対方的主権,但互不否認対方的治権」。

這是自従両国論、特殊国与国関係後,再次有国家元首将両岸関係限縮在「一種特殊的関係」。

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時局講演会

馬英九政権の下で、台湾経済の中国依存がますます深まり、台湾はいずれ中国に併呑されるのではないかと危ぶまれている。来年一月に行われる総統選挙の行方はどうなるか。

民進党候補に決まった蔡英文党首が政権奪還の任務を果たせるか。

講師/「台湾の声」編集長 林建良(りん けんりょう)

日 時/6月29日(水)午後6時
会 場/ホテルルポール麹町 麹町会館
   3F「アメジスト」
    東京都千代田区平河町2−4−3
   !)03-3265-5365

参加費/8,000円(食事付) ※当日欠席は会費をご請求いたします。
メールアドレス  shinwakai@shirt.ocn.ne.jp

連絡先:時局心話會
    東京都台東区池之端2−2−8  3F
     電 話 03−5832−7231
  FAX 03−5832−7232
※すでにお知らせしている方には、重複してのご案内となりましたことをご容赦ください。
※お弁当の準備等ございますので、ご参加希望の方は前日までにご連絡いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

タグ:馬英九
posted by 親善大使 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾の声より
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