2011年06月17日

東海艦隊の第一列島線突破で中国メディアは日本に居丈高、他

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          メルマガ版「台湾は日本の生命線!」

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

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東海艦隊の第一列島線突破で中国メディアは日本に居丈高

ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1537.html

中国東海艦隊の軍艦十一隻が六月八、九日にかけ、沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋へと向かったことに関し、「第一列島線を突破して遠洋へと向かったニュースは、一気に中国の民衆の間で話題になっている」と伝えるのが、十日付の香港の中共御用新聞文匯報だ。「日本メディアはそれを誇張し、日本国民に『高度な重視』をさせている」と」のが不満らしく、「中国海軍の第一列島線突破は避けられない、合理合法のものだ」と強調する軍事専門家、羅援少将(中国軍事科学学会副秘書長)の談話を紹介している。

それではどこが「合理」なのか。羅援氏は、その合理性の理由として、次の四点を挙げている。

ーーーある国は他国の出入り口に軍事力を持って行って合同軍事演習を行い、それを誰も責めることはない。中国が今回年に一度の計画された訓練を実施したからといって、何も驚く必要はない。

ーーーある国はいつも海上通航の自由を理由に世界各地で覇を唱えている、中国には海上の自由航行の権利はないのか。

ーーーある国は砲艦政策を採り、主権国家を脅迫してきた。ところが中国はこれまで再三にわたり、今回の演習は第三国やその他を対象にしたものではなく、いかなる国にも脅威を与えるものではないと説明してきたのに、その何が悪いというのか。

ーーー中国の国力の上昇に伴い、国際社会は中国にさらなる国際義務を負うよう要求している。中国がもし第一列島線を突破せず、周辺の海域、水文地理を知らずにいれば、そのようにして国際救援活動や海賊退治など、非伝統的安全問題の活動に参与することができるだろう。

どうも「ある国」とは米国のことらしい。中国は米国とは違い、平和勢力なのだと宣伝しているわけだ。だから下記のようなことも付け加えている。

「中国の軍隊はこれまで平和的な軍事力であり続けてきた。古代の「鄭和の西洋下り」の事例は誰もが知っている。鄭和は何度も大きな艦隊を率いて中国南海以西の国家や地域へ向かったが、世界に対して脅威を形成することはなかった。そればかりか中国と多くの国との友好関係の発展に巨大な貢献をしている。中国海軍の今回の定期的な軍事演習は、絶対に他国に脅威を及ぼすものではないのだ」

もちろん、これは中国脅威論を打ち消すために行う中国側の宣伝にすぎない。そもそも現在のあの国の広大な国土はいかに形成されたかといえば、それは周辺諸国、諸民族への侵略を通じてであり、その軍事力が平和的なものであったはずがないことなど、それこそ「誰もが知っている」ことだ。

今日でも東支那海、南支那海で周辺諸国に脅威を与えているのは、米国ではなく中国なのである。

これまでメディアの前で軍の強硬意見を繰り返し代弁してきた羅援氏だが、ここでも「中国の軍拡は平和のため。これに文句を言うな」と、各国に有無を言わせたがらない軍の意向が反映されているようだ。

なおここでは、北京大学国際関係学院の王逸舟副院長のコメントも引用されている。中国の対外戦略を専門とする学者だが、こちらは中国の侵略の意図がはっきりと剥き出しになっている。

「中国海軍の今回の挙は、すでに第一列島線を越え、台湾海峡と関連海域の平和と安定を守る能力を具備したことを示すもの」

つまり台湾併呑のための軍事演習だと言っているのである。台湾を恫喝し、一戦を交えることなく降伏させ、「平和」裡に占領する力を持つに至ったと公然と言い放っているのだ。

しかもそれは事実といえそうだ。なぜなら今回の艦隊演習で示されるのは、台湾有事に際して米軍救援を西太平洋で阻止する能力だからだ。

また王逸舟氏は、こんなことも言って憚らない。

「大国として中国は、いつまでも陸軍だけで海軍はないという状態ではいられない。そして海軍は内海だけでなく、近海、そして遠洋へと出なければならない。これが中国海軍の使命であり目標だ。日本を含む国際社会は、このことをよく理解しなければならない」

「中国海軍の正常な訓練に関し、日本は過度に警戒し、今後の両国の海軍交流に不利なことはすべきではない」

「公海での航行権は日本一国のものではないのだ」

この学者はどのような顔をし、こんなコメントを出したかはわからないが、どう考えても日本に対する脅しのメッセージである。

このように中国側は、「第一列島線突破」で自信満々になっているらしい。それに比べて日本はどうか。

政界では、中国に睨まれたくないといって、「中国は脅威だ」と公言することのできない者だらけ。これでは台湾だけでなく、日本も戦わずして敗れ、あの国の属国に成り果てる公算が高いが、日本国民は本当にそれでいいのか。

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【過去の関連記事】
中国艦隊の沖縄近海通過は国難到来の兆しと見るべし 6/9 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1533.html
なぜ政府は抗議しない!西太平洋「中国艦隊演習」に「反中感情」を高めるべき! 6/10 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1534.html
産経新聞批判のキャンペーン/「反中感情煽るな」と中国メディア 6/11 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1535.html
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■南モンゴルを中共支配から解放を!

報道動画ーダイチン氏ら在日モンゴル人と日本人有志による中国駐大阪大使館前での抗議

在日モンゴル族 駐大阪中国領事館で抗議
http://www.youtube.com/watch?v=mIss9r8zcw0&feature=channel_video_title
(中国語)在日蒙古人 大阪中領館抗議
http://www.youtube.com/watch?v=uqmImwFjrPI&feature=relmfu
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【新唐人日本2011年6月13日付ニュース】先月11日に発生した内モンゴルの遊牧民が石炭輸送車に轢かれて死亡した事件は、国内外で抗議の嵐を巻き起こしました。中国当局は近日、異例の速さでトラックの運転手に死刑判決を下し、事件の早期収束を図っています。6月11日、大阪の中国領事館の前では、抗議活動が行われました。

11日、中国駐日大阪領事館前で行われた在日のモンゴル族による抗議では、中国当局に対し、モンゴル族の権益への尊重を求め、炭鉱開発による草原の破壊を強く非難。世界モンゴル自由連盟党の代欽幹事長は、草原の破壊により、遊牧民の生存環境が危機に晒されていると訴えます。

世界モンゴル自由連盟党幹事長 代欽:「モンゴル人は自分の土地で自分の地元で自分の言語で暮らすことさえできない。地元から追い出されているのです」

また、異例の速さで加害者の運転手に死刑判決を下しましたが、問題の根本的な解決ではないと述べます。

世界モンゴル自由連盟党幹事長 代欽:「内モンゴルの草原に対する根本的な解決ではない。なぜなら中共政府成立してから60年間、内モンゴルの歴史を振り返ってみると分かるようにそれは不可能です。内モンゴルで炭鉱を開発することを炭鉱を止めるべきです」

抗議活動には近畿各地から駆けつけた日本人住民も参加し、最後、中国領事館に抗議書を投函しました。

新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/12/a545282.html.(中国語)

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「7・5ウルムチ虐殺二周年抗議デモ」

2009年7月5日は東トルキスタンのウイグル人の歴史上、最も悲惨で悲劇的な日でした。世界ウイグル会議は2週年目にあたるこの日を記念し、ウイグル人が壊滅的な窮状にあることをデモやその他のアクションで訴えるよう、世界中のウイグル組織、東トルキスタン組織に呼びかけています。日本でも、日本ウイグル協会主催の、今回のデモ行進を予定しております。
2009年7月5日、東トルキスタンの首府ウルムチで行われたウイグル人の平和的な抗議行動は、中国の治安部隊によって残酷に取り締まられ、無数のデモ隊参加者が殺され、逮捕されました。この事件以降も、多くのウイグル人が逮捕され、まともな法的手続きを経ずに懲役刑や死刑が執行されています。
2009年12月にはカンボジアに逃げたウイグル人22人が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に亡命申請をしていたにも関わらず、中国に強制送還されました。この中には2人の子どもが含まれています。
更に2011年5月には、カザフスタンに逃げていたエリシディン・イスライル氏が、UNHCRによってスウェーデンが亡命受け入れを決定していたにも関わらず、中国に強制送還されました。
カンボジアやカザフスタンなど、中国は周辺国と経済的なつながりを強化し、それによって亡命するウイグル人を中国へ送還するよう圧力をかけています。

世界ウイグル会議及び日本ウイグル協会は、国際社会が以下のことを中国政府に促すよう、訴えて参ります。
・2009年7月の事件の際の正確な犠牲者数をはっきりさせるため、独立した効果的な調査をしてください。
・7月5日のただの平和的なデモ参加者を、即時かつ無条件に釈放するよう求めてください。
 容疑者とされた人々に、証拠があるのか、国際法、国内法の明確な犯罪として立件され適切な法的手続きに基づいているのか、拷問や虐待などによる自白ではないのか、裁判は公開で公明正大な審理がなされたか、自ら法的代理人を選ぶことができたか、を調査してください。
・新彊の裁判所では国際基準に則って裁判が行われたかを明らかにしてください。
 被告は弁護士を自ら選ぶことができたか、家族や弁護士に面会できたか、拘留、告訴と裁判について親族に対し適時に通達したか、を明らかにしてください。
・7月5日の抗議行動と民族騒乱が行われた根本的な原因、厳しい政治的・宗教的抑圧、経済的差別、ウイグル語や文化が制限されていること、などを解決するよう求めてください。

皆様のご賛同を頂ければ幸いです。ご参加・ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

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「7・5ウルムチ虐殺二周年抗議デモ」案内

[集合場所] 常盤橋公園 (地図)
※地下鉄半蔵門線三越前駅から徒歩2分、大手町駅から徒歩4分、銀座線三越前駅から徒歩5分、JR東京駅から徒歩6分

[日時] 平成22年7月2日(土) 集合開始 15:30
出発 16:00 解散 17:00

[コース予定] 常盤橋公園→八重洲中央口前→数寄屋橋→日航ホテル前右→日比谷公園解散

[主催] 特定非営利活動法人「日本ウイグル協会」 代表 イリハム・マハムティ
※お問合わせ HP:http://uyghur-j.org E-MAIL:info@uyghur-j.org

[協賛団体] 自由チベット協議会、台湾研究フォーラム、内モンゴル人民党、
モンゴル自由連盟党、チベット問題を考える会、在日台湾人アジア人権問題研究会

#協賛団体は交渉中の為追加される可能性があります。

※デモ行進で揚げる旗については、7・5ウルムチ事件に対して中国政府に抗議する立場であれば、どの民族支援の旗も、どの団体組織の旗でもご自由にお持ちください。
※当日は体調や天候に注意してご参加ください。沿道での見学、応援も歓迎します。
※マスコミなどに撮影されると個人的に問題がある方はマスクなどで顔を隠してご参加ください。
※デモ行進中に、何か問題が発生した場合はデモスタッフか警備の警察にすぐに連絡してください。

[禁止事項]
平和的な抗議行動です。過激な行動は起こさないようお願いいたします。
※警察やマスコミへの挑発行為。
※沿道の見学者や中国人観光客などへの挑発行為。
※拡声器を持ち込んでの勝手なシュプレヒコール。

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登録・バックナンバー
http://www.melma.com/backnumber_174014/ 

発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

運動拡大のため転載自由 

ご意見等: mamoretaiwan@gmail.com 


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タグ:第一列島線
posted by 親善大使 at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾は日本の生命線より
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