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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
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中国空母をいかに沈めるかを全国国民の話題に!
本稿は7月17日記。
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まもなく試験航行に出ると見られる中国初の空母ワリャーグだが、その進水はいつかが「多くの中国人にとって最大の関心事の一つとなっている。国威発揚のシンボル的な意味を持つ空母保有は、中国の長年の悲願である」(産経新聞)が、台湾軍にとっても最大関心事の一つだろう。
何しろワリヤーグは「施琅」と命名されるわけだが、それは十七世紀に台湾を攻略した清朝水軍の提督の名。あからさまに台湾を威圧している。
そのため最近、台湾国内では、この問題に関して真剣な議論が盛んに行われている。
中国が空母の建造を進めることについて台湾国防部は、海上輸送路を守り、南支那海の主権を守り、海空軍の遠距離投射能力の増進し、国際間の非戦争軍事行動に参与し、軍事力を展示することを主目的にしているとの見方を示した。
そう語る国防部に対し、与野党の国会議員からも、台湾を守れとの要求が盛んに出されている。
民進党の王幸男議員からは「かつて中国は米空母戦闘群に対し、陸を以って海を制す、空を以って海を制すという非対象戦争で応じようとしたが、台湾はそれを参考にすべきだ」とした上で、「地対艦、艦対艦、空対艦で厳密多重のミサイル網を構築し、先制攻撃を仕掛ける態勢を整えれば、恫喝効果が生まれ、空母も台湾周辺海域に入りにくくなるだろう」と建議している。
軍事評論家の施孝?氏は、もし中国が対台湾戦でこの空母を用いるなら、必ず台湾東部から三百海里以上離れた海域に投じるだろうと指摘する。
なぜなら台湾西部に面する台湾海峡は幅が狭く、台湾側の攻撃の餌食になるからだ。
もっとも東部海域でも、空中給油機の支援を欠くため、艦載機に二十四時間の全天候作戦を望めないという。そこで台湾軍はこの弱点を利用し、航空機による夜間攻撃や対艦ミサイルなどによる飽和攻撃で致命的打撃を与えることが可能になると分析している。
一方台湾軍は先ごろ、来年に行われる図演で対空母戦の項目を設けることを決めた。
これに関して海軍出身の軍事専門家の王志鵬氏は、軍は台湾が直面する軍事的脅威が高まる可能性を伝え、兵器購入への支持を取り付けようとしているのかも知れないと見ている。
ところで日本でも、中国の空母にどう対処したらいいのかといった議論は巻き起こらないものだろうか。
中国の台湾への軍事侵略は、日本にとっても「周辺事態」(そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態)となるのである。
そもそも中国軍軍拡の目標は台湾攻略だけにとどまらず、東アジア・西太平洋地域全体を制覇することにあるのだ。
国会議員や専門家が、「こうすれば中国空母をやっつけることができる」といった話を盛んにやれば、国民も勇気を与えられることだろう。
そしてそれはとても大切なことなのだ。なぜなら中国には周辺国の士気を挫くことも空母保有の目的であるからだ。
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タグ:中国空母