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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
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戦士としての高砂兵―終戦の日に思いを馳せたい台湾人兵士の奮戦 (2)
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日本の軍人、軍属とし支那事変、大東亜戦争を戦った台湾人は二十万人を超え、そのうち三万人が戦死し、二万八千人が靖国神社に祀られている。しかしこの尊い史実を、いったいどれほどの国民が心に刻んでいるだろうか。
偏向教育や己の国史への無関心のため、台湾人がかつて同胞だったことすら知らない者、中国の政治宣伝に染まり、台湾人は中国人の一部だと思い込んでいる者に満ちる戦後社会を、日本国民の一員として日本の国のために散華した台湾人英霊はいかにご覧になるかを思えばただただ申し訳なく、そして日本の民族的道義心の退廃が嘆かわしい。
以下に台湾の軍人、軍属たちの奮闘の一端を伝える記録を掲載したい。モルッカ諸島のモロタイ(現インドネシア)で米軍の侵攻を迎え撃った第三十二師団の将兵たちの回想録「あゝモロタイー春島戦記」(モロタイ戦友会編)に収載されている高砂義勇隊に関する記事だ。
終戦の日に靖国神社を参拝し、あるいは遥拝する国民はぜひ、元同胞のまごころにも思いを馳せてほしい(なお、元同胞には朝鮮人も含まれる)。
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■戦士としての高砂兵 元二遊4中小隊長 山口勇三
戦闘にあたっては、高砂兵は総べて目を見張る勇敢な働きをした。私達の任務は、出来るだけ決戦を避け、適時適切に攻撃する奇襲戦法であった。火砲を持たない私共は、ジャングル内に潜行し、迅速に潜入し、短時間に目的を達成して、速やかに離脱する事であった。その際、痕跡を残さない為、指揮官以下十名位い(ママ)の小人数をもって、攻撃を敢行し、攻撃発起点から夫々が、目標に向かって単独行動をした。攻撃目標に向かっての方向維持は、殆ど高砂兵任せであった。夜行磁石や地図の必要はなかった。彼らの優れた方向感覚にゆだねた方が、狂いがなく、時間の無駄がなく目的地点に進出出来た。
携帯糧秣は、精々三日分位い(ママ)しか携行出来なかったので、体力の消耗を最小限度にとどめ、短時間で目標地点に到達しなければならなかった。ジャングル内で、道に迷ったり、さ迷うことは、先づなかった。山の稜線地形を見極めながら、然も痕跡を残さず、細心の注意を払いながら前進する行動は、神技であった。又、夜目が効き、私共が手探りでももたもたしても、彼等は物にぶつかったりはしなかった。
夜間接触した時の彼等は、すべて持てる感覚を十二分に発揮した。音に対する敏感さ、臭いに対する鋭敏さは、敵歩哨線の位置を的確に捉えることが出来た。煙草の臭いや米人特有の体臭で判断した。お陰で随所で生命を助けられた。又極めて軽快かつ敏捷な動きで、伐開され遮断物のない場所でも、巧みに潜入し敵の心胆を脅かしたことは云うまでもない。
一見純朴の様に見えたが、昔から彼等には、戦いを好む先天的なものがあり尚武の気性に富んでいた。射撃の優秀なことや弓矢の練磨に励み、常に身体を鍛え、山中を駆け巡り、狩猟を好んだ。
内地人幹部に対する高砂兵の従順さは真に徹底的で、最後まで命令指示を真剣に履行し指揮系統が確実に維持された。上官に対する心服が誠心誠意に発するものであり、逆境にあっても微塵も動揺することなく、戦後の現在まで維持されていることは、私共当時の内地人幹部にとって真に感激の至りであり、改めて責務の重大さを痛感する次第である。
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