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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
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SMAPの次はAKB48かー中国共産党の「日本アイドル」政治利用
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■SMAPの北京公演は政治色濃厚
SMAPは九月十六日、北京公演を行った。昨年来、中国公演をたびたび予定されながら、尖閣諸島沖での中国漁船事件の影響などで中止が続いたが、ついに実現したとあって、「中国のファンらは一様に喜びを見せた」(共同)そうだ。
「政治は政治。文化交流は文化交流。SMAPが来て本当にうれしい」「民間の(日中間の)文化交流は政治とは関係なく推し進めるべきだ」(同)との声も聞かれたというが、今回の公演は中共大きな後押しを受けている。つまり中共が絡むということは、必ずこの独裁政権の政治的野心が絡んでいると考えなければならない。
公演の政治色を指摘するのが英BBCの中国語サイトだ。報道の中で次のように指摘している。
――SMAPの北京工人体育館での公演のテーマは「がんばれ日本、ありがとう中国、アジアは一つ」。日中政府からは両国関係の正常化の標示と見られるもので、とても政治的だ。
―――SMAPは中国入りした後、人民大会堂に招かれて唐家旋国務委員と会見し、あわせて中国側が呼んだ百社のメディアの取材を受けている。
―――外交部の姜瑜報道官も「中日両国の民衆が各種の交流を通じて国民感情を改善することを期待したい」と論評した。
―――日本では山口壮外務副大臣が記者会見で「野田新政権発足後、対中関係は重要なスタート地点。中国の若い世代には日本にさまざまな思いがあるので、SMAPには十分活躍してほしい。今後の日中関係をどう構築するでSMAPが力を発揮してくれるなら感謝したい。このような橋渡しはとても重要」と述べた。
―――日本の丹羽宇一郎駐中国大使も「最も望ましいのはSMAPが中国各省を巡回すること」と話している。
■両国民の感情改善を求める中共覇権主義
つまり中共には悪化した「日中関係の改善」という政治的な課題があり、日本政府にとってもそれは外交上の喫緊の課題であり、SMAPはそうした政治問題解決のための「道具」になったというわけだ。
ちなみにこの公演については、中共と親しい日本の政界、財界、文化界、スポーツ界の大物たちが「賛同人」として名前を連ねているというから、やはり政治的色彩は濃厚である。
もちろんこういえば、多くの国民から、そしてSMAP自身からも、「両国の国民感情の改善」を求める公演のどこが政治的なのか、と叱られることだろう。
しかし何度も繰り返すが、そこに「両国の国民感情の改善」を求めたいとの中共の意思がある限り、政治的にならざるを得ない。しかも覇権主義的な戦略的意図が反映されたものとならざるを得ないのだ。
そもそも尖閣沖事件に端を発した両国関係の急激な悪化の原因は、東支那海の制海権確保に向けて日本に攻勢をかける中共の覇権主義的姿勢にあるのである。
それであるにかかわらず中共は、そうした対日攻勢を停止させることなく、中共との摩擦、衝突だけを恐れる日本政府を恫喝し、「関係改善」へとひた走りさせているのだが、その「関係改善」なるものが、日本を中共のペースに乗せることを意味していることに警戒するべきだ。
■ASEANを見よー中国との「関係改善」が危険だ
そこで、この中国との「関係改善」というものの危険性を、前例を挙げながら書いてみよう。
中共は九〇年代、南支那海への軍事進出を強めて、ASEAN諸国との間で緊張を高めたが、〇二年には「与隣為善、以隣為伴」(隣国と善を為し、隣国を伴侶とする)なる外交路線を打ち出し、領有権紛争の平和的解決などを目指す「南支那海行動宣言」を同諸国との間で署名している。
ところがその時期、同じ「隣国」でも日本に対しては「善」も「伴」もなかったのである。
なぜなら当時ASEAN諸国は、中共の南支那海支配の強化を目の当たりにし、それとの間で繰り返される領土・領海を巡る摩擦、衝突に懲り、中共との「関係改善」を受け入れざるを得なくなっていた。
一方日本は、小泉首相が靖国神社参拝を繰り返し行い、中共の政治的「統制」下に組み入れられることを拒否する格好であり、中国は日本側に「関係改善」に向かわざるを得ないよう、「政冷」姿勢を貫いて圧力をかけていたのだった。
こうした結果中国は、「与隣為善、以隣為伴」を口にしながら着々と軍事力を拡張し、今や再びASEAN諸国との間で緊張を高めている。
そして日本に対しても東支那海で緊張を高めてはいるが、日本国内に媚中勢力(筆頭が民主党政権)が健在である限り、それに「関係改善」への呼応を求めているところだ。
■中国市場を目指せば政治利用される芸能人
ただ「関係改善」の大きな障害になっているのが両国の「国民感情」なのである。中国国民の反日感情は反中共感情に転じる危険性をつねに内包するもので厄介だ。そこで今回、それを慰撫するため、SMAP公演が開催されたわけである。
他方、日本国民の反中感情は、「強い日本」の復活を求める国家意識、民族意識と連動するものであり、日本政府の中国迎合を制肘するものであり、そして中国国民の反日感情を誘発するものでもある。中国政府もこちらばかりは、管理、統制は極めて困難だろう。ただ今後は民主党政権と連携し、「与隣為善、以隣為伴」を演じながら、日本国民の中国への怒り、警戒心が緩和されて行くのを待とうとするだろう。
さてSPAPの北京公演では台湾の台湾の女優、林志玲(リン・チーリン)もゲストとして登場した。映画やテレビドラマでの中国人役で日本でも有名になった林志玲。中共から見れば彼女は、「台湾は中国の一部」と印象付ける対外宣伝にとって重要なコマとなっている。
この日もチャイナドレスを着て現れたが、こういうことを繰り返されれば、彼女たち台湾人を中国人の一員と誤解したり、「台湾人も中国統一を望んでいる」と勘違いする日本人は後を絶たないのではないだろうか。
彼女に台湾人意識がないとは思えないが、しかし中国の政治宣伝に利用されるのは、中国市場を目指す海外の芸能人には、回避できない宿命のようなものなのだ。
ちなみにBBCの報道は、「日本の人気グループ、AKB48も今月下旬に上海公演を行う」とも付け加えていた。SMAPに続くスーパーアイドルの政治利用第二弾ということだろうか。
最後に言いたい。今回のSMAP北京公演のテーマにある「アジアは一つ」だが、中共および中国国民が思い描く「一つのアジア」とは「パックスシニカ」(中国支配下の平和)である。中国はアジアで最大、最強だから、そうなるのが好ましいとす信念である。
いったい誰が思いついた言葉なのか。中共か、それともそれに媚びる日本人か。
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【過去の関連記事】
「SMAP北京公演」は中共と媚中派日本人が仕組む「政治イベント」8/18
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