
>>>>> http://www.ritouki.jp/ ━━━━━━━━━━━━【平成23年(2011年) 9月29日】
☆★☆★ 日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 ☆★☆★
日台共栄のためにあなたの力を!!
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1>> 10月3日、「蔡英文さんを囲む会と講演の夕べ」を開催 【講演会受付は当日も可】
2>> 中国の三段論法 傳田 晴久
3>>【読者の声】中秋節に焼肉の由来
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● 蔡英文さんを囲む会と講演の夕べin東京
http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0101.reg
*囲む会(懇親会)のお申し込みは締め切りました。
*講演会は当日受付も可。
◆【ネット署名】台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!【締切:2012年1月末】
http://www.shomei.tv/project-1796.html
*署名数:1753人(9月29日)
*法務大臣が交替(江田五月→平岡秀夫)しましたが、署名は有効です。
◆ 台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
http://www.ritouki.jp/suggest/koseki.html
*署名用紙やアピールチラシもダウンロードできます。
● 「ありがとう台湾オリジナルTシャツ」お申し込み
http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0097.reg
*現在、全種類がそろっています。
◆ 第16回「台湾李登輝学校研修団」お申し込み【締切:10月4日】
http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0100.reg
● 『総統選挙・立法委員選挙見学ツアー』お申し込み【締切:12月初旬】
http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0094.reg
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1>> 10月3日、「蔡英文さんを囲む会と講演の夕べ」を開催 【講演会受付は当日も可】
櫻井よしこ、岡崎久彦、山谷えり子の各氏も参加を予定!
来年1月14日、中国国民党の馬英九・現総統と民主進歩党の蔡英文・主席の2人の候補者
が激突するところから「双英対決」と言われる台湾の総統選挙の投開票が行われます。総
統選挙は立法委員選挙も同時に行われる台湾選挙史上初のW選挙で、台湾の命運を決する
「天下分け目の選挙」と言われています。
台湾はもとより日本でも関心が高まってきていますが、来る10月3日に蔡英文主席が来日、
下記のような要領で「蔡英文さんを囲む会」と「台湾に求められている課題と日本の関
係」と題した講演会を開催します。
台湾からは、蔡英文主席と一緒に、謝長廷・元行政院院長、張富美・元僑務委員会主任、
許世楷・前駐日台湾代表なども来日を予定。また講演会には、ジャーナリストの櫻井よし
こさん、岡崎久彦・元駐タイ大使、山谷えり子・参議院議員、池田維・元交流協会台北事
務所代表、小田村四郎・日本李登輝友の会会長なども参加の予定です。ふるってご参加く
ださい。
蔡英文:1956年、屏東県生まれ。台湾大学法学部卒。米国コーネル大学(法学修士)、英
国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(法学博士)に留学後、国立政治大学や東呉
大学の教授に就任。行政院大陸委員会主任委員、立法委員、行政院副院長などを経て、20
08年5月、民進党主席に就任。
*囲む会はお陰様で満席となり、9月23日に予定通り締め切らせていただきましたので、こ
の案内から削除しています。
記
■日 時:2011年10月3日(月) 午後7時〜9時(受付開始:6時)
■会 場:ハイアットリージェンシー東京 クリスタルルーム(B1)
〒160-0023 新宿区西新宿2-7-2 TEL:03-3348-1234
【交通】都営大江戸線:都庁前駅 A7出口 徒歩1分
丸ノ内線:西新宿駅 徒歩約4分
新宿駅:西口 徒歩約9分
http://www.hyattregencytokyo.com/access/index.html
■講演会:演題「台湾に求められている課題と日本の関係」
【使用言語:台湾語(日本語通訳付)】
■参加費:2,000円(学生=1,000円)
■お申込:申し込みフォーム、またはお名前と電話番号を明記のうえメール、FAXで。
・申し込みフォーム:http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0101.reg
・E-mail:info@ritouki.jp
・FAX:03−3868−2101
■主 催:日本蔡英文後援会
在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合、日本台医人協会、日
本台湾語言文化協会、怡友会
■協 賛:日本李登輝友の会、日光日台親善協会
■問合先:TEL・FAX:042-422-4604(在日台湾婦女会 担当:張)
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101(日本李登輝友の会 担当:柚原)
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2>> 中国の三段論法 傳田 晴久
現在、台南に住む傳田晴久(でんだ・はるひさ)さんは、定年退職後に国立成功大学に
語学留学し、ときどき台湾での事象を伝える「臺灣通信」を送っていただいている。
今回届いた第53号は「三段論法」と題し、中国の台湾へのパンダ寄贈、中国人慈(偽)善
家の台湾への大金持ち込み、尖閣諸島問題の3例をとらえ、それぞれの写真を入れながら、
中国が「三段論法」を使って台湾や尖閣諸島が中国(国内)のものと主張していることを
指摘しています。最後に「理屈と膏薬は何処にでも付く」……とも。熟読あれ。
なお、「臺灣通信」では「三段論法」でしたが、より分かりやすくするため、本誌では
「中国の三段論法」とし、また読みやすさを考慮し改行していることをお断りします。
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三段論法 傳田 晴久
【臺灣通信 !)53号:2011年9月26日】
1. はじめに
今回のテーマ「三段論法」の構想はかなり前に出来ていたのですが、色々事情あり、遅
れてしまい、時期を逸してお蔵入りにしようかと思いましたが、折角色々考えたのに勿体
無いと思っていたところ、ある方が「中国人の心理と行動」園田茂人著(NHKブックス)
と言う大変面白い本をお贈り下さった。
その中に「公私混同」に関して、中国には入会地の伝統がないために、「みんなの物を
自分勝手に利用してはいけない」という規範が理解できないと書いてあった(P.122)。
そうだ、「他人の物はオレのもの、オレのものもオレのもの」なんだ。思い当たる節多々
あり、お蔵入りをやめ、少々時期はずれですが、いくつかのエピソードをご紹介したい。
2. 日台中の間の出来事とその原因
日中、日台、台中間には色々な事件が発生し、緊張を高める事もしばしばあります。偏
見に満ちた言い方かもしれませんが、多くの場合、中国の一方的な言い分によって引き起
こされているように思われます。その最たるものが「ヒトの物はオレのもの、オレのもの
もオレのもの」と言う発想ではないかと思います。
彼等は周辺諸国に次々と手を伸ばし、自国の領土と見なしています。モンゴル、チベッ
ト、ウィグルは既に傘下に納め、最近は南沙諸島、尖閣諸島に食指を伸ばし、やがては琉
球・沖縄も自国の領土と狙いを定めているとか。
台湾を手中に納めんと虎視眈々と狙っているようです。台湾を手に入れるための口実に、
あの手この手の策を弄しているように思われます。
最もハードな手立てとしては台湾海峡の向こう側に、狙いを台湾に定めた(一説にはそ
の1/3は日本に向いているそうですが)ミサイルを1900発展開しているとのことです。ソフ
ト戦略としては、パンダの寄贈、これ見よがしの寄付金に纏わるレトリックをあげること
が出来ます。
3. パンダのケース
台湾通信No.34「團圓と回娘家」(2009年1月30日)で紹介いたしましたが、中国はワシ
ントン条約によって国外持ち出し禁止のパンダを台湾に寄贈しました。中国の言い分は、
台湾は中国の核心的利益、中国不可分の領土、すなわち中国の一部であるから、パンダを
台湾に寄贈するのは国内移動であって、国外への持ち出しではない、と言うものでした。
【写真:東京・上野動物園のパンダ「リーリー」】
贈ったのが春節(旧暦のお正月)の時、「回娘家」は正月二日、嫁に行った娘の里帰り
の日、「團圓」(パンダの名前)は別れ別れになっていた親子や夫婦が元に戻り、団欒す
るという意味、このお正月にパンダ「團圓」を寄贈すると言うことは、離れ離れになって
いた台湾と中国が一つになると言うことの象徴であったのです。ものの見事にしてやられ
ました。
ワシントン条約事務局は今回の中国から台湾へのパンダ寄贈は「中国国内の取引」との
見解を示しておりましたが、さすがに台湾は中国が「輸出許可証」を発行し、台湾が「通
関手続き」を済ましており、「国内取引ではない」との立場を取っています。それにして
も見事な「悪知恵」です。
尚、2011年2月、上野動物園にパンダ「比力」と「仙女」が来ましたが、これは「日中に
よる共同研究のため」との名目で、貸し出されることになったものだそうです。
4. 陳光標のケース
今年(2011年)1月〜2月にかけて台湾で多額の現金をばら撒いた陳光標なる中国人が出
現した話は台湾通信No.48「慈善それとも偽善」でご紹介しましたが、彼はその時、5月に
も再び台湾に来たいと言っていました。理由は定かではありませんが、どうやら来なかっ
たようです。
彼はその時、合計8700万人民元(約10億円)の現金を紅包(祝儀袋)に入れて台湾の「貧
しい人々」に配った。派手に配ったか、目立たぬように寄付したかはともかくとして、問
題は中国人が大陸からどのようにして数千万人民元(数億台湾元)の現金を持ち出し、外
国であるはずの台湾に持ち込む事ができたかです。
現在、台湾の税関は出入国時に携帯できる人民元は2万人民元まで、台湾元は6万元まで
としています。昨年(2010年)1月から今年7月までに申告漏れで台湾の税関が没収した人
民元は25万元、日本円は2024万円だそうです。
陳光標氏は今年の1月26日に数千万人民元を持ち込んだ事になりますが、2011年2月2日の
新聞には、「陳光標氏は現金を携帯して入国はしていないと税関は証明した」とあります。
真に不思議です。これも国内移動なのでしょうか。
それはさておき、彼は東日本大震災の直後に、「チーム陳」なる救援隊を組織して来日
したそうですね。そして例によって例のごとく、大変なパフォーマンスをやり、自己顕示
欲を満たしたとのこと。
【写真:東日本大震災救援(?)に駆けつけた慈(偽)善家陳光標氏、手に持っているのは
現金ならぬポテチとか】
5. 尖閣列島のケース
昨年の今頃(2010年9月)、日本の尖閣諸島附近で中国の「漁船」が日本の海上保安庁の
巡視船に意図的に衝突を繰り返した問題で湧き上がっていました。
【写真:海上保安庁巡視船「みずき」に体当たりする中国の漁船(?晉漁5179)】
この尖閣諸島は古来日本の領土、日本国が実効支配している地域ですが、附近に石油資
源があると報告(1969年)されるや台湾(1971年6月)や中国(1971年12月)が尖閣諸島の
領有権を主張し出しました。1969年11月に佐藤首相・ニクソン大統領の会談で沖縄返還が
合意されると、尖閣諸島施政権が日本に返還されることに抗議する「保釣運動」がおこり、
後に「世界華人保釣大聯盟」(会長は台湾の黄錫麟氏)が結成された(1996年)。
この団体が今年(2011年)の初め、6月17日(沖縄返還調印記念日)に大型客船に1200人
の華人を乗せて尖閣諸島に向う計画を発表したが、東日本大震災を考慮したとして計画を
中止しました(4月13日)。しかし、同大聯盟が保釣運動をやめた訳ではないでしょう。
台湾が尖閣諸島の領有権を主張している、台湾は中国不可分の領土、故に尖閣諸島は中
国のものと言いたいのでしょうね。
6. 三段論法
私は「論理学」は弱いのでうまく説明できるかどうか怪しいのですが、三段論法とは「A
はBである(大前提)。BはCである(小前提)。よってAはCである(結論)」と説明
されています。
●パンダはワシントン条約によって国外持ち出しは出来ない(国内移送なら良い)
中国はパンダを台湾に移送した。
故に台湾は中国(国内)のものである。
●現金は国内なら何処へでも、幾らでも移送できる。
陳光標は現金を台湾に持ち込んだ。
故に台湾は中国(国内)のものである。
●台湾は中国不可分の領土である。
尖閣諸島は台湾の領土である。
故に尖閣諸島は中国の領土である。
7. おわりに
さすが兵法の孫子を生み、三国志で諸葛亮孔明を活躍させた大陸中国です。
「理屈と膏薬は何処にでも付く」、「柄の無い所に柄をすげる」、「盗人にも一理屈」、
「盗人にも三分の理」、「泥棒にも三分の道理」、「盗人にも五分の理」、「乞食にも三
つの理屈」・・・・色々ありますね。
時々一緒くたにする方がおられますが、台湾人と中国人は「同じくない」、全く違いま
すし、台湾はかつて一度も中国(中華人民共和国)に支配された事もありませんし、帰属
した事もありません。したがって「回娘家」も「團圓」も成り立ちません。念のため。
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3>>【読者の声】中秋節に焼肉の由来
●中秋節に焼肉の由来 早川 友久(台北・本会台北事務所長)
メルマガ拝見しました。「なぜ台湾人は中秋節に焼肉をするのか?」という疑問は長く
ありました。当の台湾人自身に聞いても「知らない」と答えれらるのが関の山だったので
すが、先日、やっと納得のいく回答がありましたのでご参考までに。
今から20年ほど前、焼肉のタレを製造販売している食品メーカーが「中秋節には家族み
んなで焼肉しよう」というCMキャンペーンをはり、大々的にプロモーションを展開した
のだとか。そして、このキャンペーンが功を奏し、台湾の人々の「隣ん家がやってるなら
うちもやる」という流行に敏感な(乗りやすい)気質と相まって、いつのまにやら「習慣」
として定着した、というのです。
これはかなり信憑性のある回答です。日本で某お菓子メーカーがバレンタインを流行さ
せたのと同じ手法ですね。かなり有力な理由なのではないかと思います。
・昨日の本誌で「台湾ではなぜ中秋節に野外でバーベキューをするのか」と書いたことへ
のお便りです。20年前というと、ちょうど戒厳令が解かれた数年後の時期で、台湾経済
が「小龍」といわれて上り坂のころでした。日本のバレンタインも高度経済成長期の昭
和40年前後のころに流行りだしましたので、いささか豊かになった感覚がTVのCMに
乗せられたのかもしれません。なるほど、ありがとうございました。
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● DVD「野口健講演:台湾からの再出発」お申し込み
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● 増補改訂版 『台湾史小事典』お申し込み
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ける方は、ご入会を! 下記の「入会お申し込みフォーム」からですと、お手軽にお
申し込みできます。 (日本李登輝友の会事務局)
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