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メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!
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日本人として台湾の新聞で国民党の宣伝に対抗す/「日本は馬英九を信用できない」を寄稿
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来年一月の台湾総統選挙に向け、現職で中国傾斜を強める馬英九国民党主席と、日米との関係強化を求める蔡英文民進党主席という二候補の戦いが、日本をも舞台に展開されている。
十月三日には蔡氏が、そして十九日には馬氏の側近である金溥聡前秘書長(幹事長)が来日し、それぞれ日本の政界との接触、交流を展開し、日本との関係の密接さ(日本からの信頼度の高さ)を、本国の有権者にアピールしている。
さて、その金氏だが、日本滞在中は産経新聞の取材を受け、もし民進党が政権をとった場合は、「両岸(中台)関係へのリスクは増大する。海外および大陸(中国)からの投資が停滞し雇用も減少する」などと、国民党常套の反民進党宣伝(民進党政権の成立=台中関係の悪化)を行った。
さらに二十三日の帰国前の記者会見では、「馬総統は可愛い(親しみにくい)が信頼でき、蔡主席は可愛いが信頼できない」との」との「大阪の日本人学者」の言葉を披露したのだが、台湾本国ではこの発言が問題となった。
あたかも日本で国民党に期待する声が高まっているかのような印象操作の疑いが持たれ、これを巡って大きな論争が巻き起こった。
だいたい日本人ならわかるはずだ。日本国内では、中国に迎合する一部の人々は別としても、中国脅威論が高まる中で、中国の拡張政策への抵抗を放棄するかのような国民党政権の姿勢に大きな不安が広がっているのが実際のところだ。
そこで私は日本人として、台湾で最大の発行部数を誇る自由時報に投稿し、国民党の虚構宣伝に騙されるなと、台湾の有権者に訴えた。
以下は二十九日に同紙に掲載されたその一文である(下に日本語訳)。
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日本難信?馬英九 ◎永山英樹
日前,金溥聰曾引用一位日本學者對於蔡英文、馬英九人格特質的評論:「蔡英文可愛,但不可信?;而馬英九雖然不可愛,但可信?。」筆者長期關心台灣發展,想就此議題發表一些淺見。
其實,這位日本學者的評論應該是不理解台灣?!因為只要稍具常識的日本人,都知道馬英九是不可信的。二○○六年,時任台北市長的馬英九便曾以「和平使者」之姿訪問日本。為了凸顯他的重要性,竟?稱與後來擔任日本首相的安倍晉三會晤。此事後來被《?經新聞》?露為造假,當時讓許多日本人對其誠信?生了很大的疑問。
不過,真讓人覺得不可信?的,還是他一面倒傾中的外交政策與對日關係的忽視?。馬政府上台後,對外關係完全傾中,到如今所謂的「和平協議」,是否就是為中國併?台灣的最後準備工作?日本對此十分關切。而他所任命的駐日本代表,平日專門向日本媒體投書攻?台灣反對黨,現在大概也只會解釋這是反對黨抹?對手的一貫伎倆?。
可愛並不代表不可信?,不可愛也不意味著可信?。從最近台灣朝野勢力先後到日本訪問的情況看起來,日本民?對於蔡英文的印象或許不只是可愛,也認為?是個可以信?的領導人。(作者為台灣研究論壇會長)
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(日本語訳)
日本は馬英九を信頼しがたい◎永山英樹
先日、金溥聡氏は「蔡英文は可愛いが信頼できない。馬英九は可愛くないが信頼できる」との日本の学者の両氏の人格に関する論評を紹介した。筆者は長年にわたって台湾に関心を抱いてきたが、これに関して若干の意見を述べたい。
この日本の学者は台湾を理解していないのではないか。少しでも常識ある日本人なら、馬英九氏が信頼できないことなど知っている。〇六年、台北市長だった馬英九氏は「平和の使者」のような顔をして日本を訪問したが、その際に自身が重要人物として遇されたことを強調するため、その後首相となる安倍晋三氏と会見したなどとウソをついた。この事実は後日、産経新聞で暴かれ、多くの日本人がその誠意を疑った。
しかし、信頼されない本当の理由は、その一方的に中国へ傾斜する外交政策と対日関係の軽視だ。
馬政権は発足後、対外関係では完全に中国に傾斜し、今では「平和協定」まで取り沙汰にしているが、これは中国の台湾併呑の最終的な準備工作ではないのかと、日本はとても心配している。そして馬氏が派遣した駐日代表は、日頃はもっぱら日本のメディアに投書して、台湾の野党への攻撃ばかりをやっている。これは競争相手に対するいつものネガティブキャンペーンの手口としか思えない。
「可愛い」は「信頼できない」を意味しないし、「可愛くない」も「信頼できる」を意味しない。近頃は台湾の朝野勢力が前後して日本を訪問しているが、それぞれの状況を比較すると、日本の民衆にとっては蔡英文氏の方が、「可愛い」というだけではなく、「信頼できるリーダー」との印象が持たれているのではないか。(台湾研究フォーラム会長)
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