2012年01月12日

「台湾総統選」当日!1・14「頑張れ民主台湾・東京集会」の地政学的意義

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中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

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「台湾総統選」当日!1・14「頑張れ民主台湾・東京集会」の地政学的意義

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間もなくだ。台湾では国民党で現職の馬英九氏(在台中国人)と民進党の蔡英文氏(台湾人)がぶつかる総統選挙が一月十四日に行われる。それに向けて蔡氏陣営からは、「棄馬保台」を呼びかける声が上がっている。

つまり「馬英九氏を捨て去り、台湾を防衛しよう」というわけだが、なぜ馬氏に票を入れないことが台湾防衛に繋がるのか。それがよくわからない有権者は多いようだ。

そこで最大手紙の自由時報は一月十一日のコラム(自由談)で、わかりやすくこう書いた。

「台湾は二千三百万人の台湾人のものだ。台湾の総統選挙に誰を捨て、誰を守るかという問題は存在しない。ただ存在するのは『棄中保台』の問題のみ」

「棄中保台」とはもちろん、「中国の影響力を排除して台湾を防衛しよう」との意である。

それによると〇八年に馬政権が発足して以来、次のような状況が見られるそうだ。

「親中政策で台湾の門戸を大きく開いたため、中国の勢力はさらに台湾へ直接入り込み、選挙に介入し、政局を操作するに至っている」

「今回の総統選挙と国会選挙(※総統選と同日)に対し、中国は早くからさまざまなルートを使い、威圧、恐喝、利益誘導などの手段で、親中統一派の候補者を支援してきた」

「中国に駐在する台湾企業は、しばしば中国の台湾弁公室から馬氏を支持しろと要求されている。中には馬氏後援の制服を着て、中国の政府関係者と楽しく酒を酌み交わしていた。中国はビジネスマンを投票で帰国させるため低価格の航空チケットを提供し、今後の待遇は選挙の結果次第だと伝えている」

「中国で莫大な利益を上げている企業は、最近は続々と争うように九二年コンセンサス(※台湾と中国が「一つの中国」でなされたとする架空の合意)を認め、馬氏を支持し始めているが、これらは中国のコントロールを受けている」 

そのような情勢だからこそこのコラムは、「台湾人民が選ぶのは中国の特別行政区の首長を選ぶのではなく、台湾総統だ!幸い投票用紙は台湾人の手中にあるのだから、十四日は『棄中保台』を!」と訴えるのだ。

そして「中国の干渉を排しなければ、台湾には明日はない!」とも。

本当にそのとおりだろう。中国が台湾の政治、経済に影響力を及ぼそうとする目的は、いうまでもなく台湾併呑にある。

中国人である馬氏らには、なぜ台湾人などを守るため、祖国の軍事力と戦い、血を流す必要があるのかとの思いがあるはずだ。そしてそうした情念こそが、馬政権の「親中政策」を推進してきたのだが、こうした状況を、日本は看過することができるだろうか。

そもそも日台は地政学的に見て、明らかに生命共同体である。もし「台湾に明日はない」という事態になれば、「日本も明日はない」ということになる。台湾が西太平洋に浮かぶ中国の不沈空母になった情景を想像すればわかることだ。

だから日本国民も台湾の有権者に対しては、「棄中保台」を求めなければならない。

「台湾人よ、中国を恐れるな」とのエールを送る一方で、「台湾の明日を守れ」との決意を固めなければならないはずだ。

そこで立ち上がるのが「頑張れ日本!全国行動委員会」である。

台湾の投票日に都内で「頑張れ民主台湾!東京集会」を開催し、中国及びその傀儡勢力の支配を受けかねない状況の台湾国民に対して応援のメッセージを送り、そして「台湾は孤立していない。日本国民は共にあり」との今後の連帯、共闘の呼びかけを行うことになった。

集会の模様はインターネット中継で台湾へ届けられる。

この予告はネットなどを通じ、台湾に伝えられつつあるが、さっそく大きな反響を呼んでいるようだ。

それはそうだろう。たとえ国民党の支持者であれ、常識人であるならば、日本との関係強化を望まない台湾人などいないだろう(在台中国人についてはさまざまかもしれないが)。

中国を恐れることなく、堂々と台湾支持を表明する日本人の姿を、好ましくないと思う者もいないはずだ。

さて、総統選挙に関し、いかなる結果が予測されるのだろうか。中国に迎合しすぎる馬氏よりも、蔡氏優勢との見方もあるが、しかしかつての国民党独裁時代から培われてきた、同党の組織的な有権者への操縦力(贈賄を含む)は侮れない。

もし馬氏が勝利を収めたなら、前回選挙の後のように、反国民党・反中国の勢力の士気は一気に低下し、中国の併呑攻勢を前に、諦めの空気が蔓延することが懸念される。だからこそ日本側が、今後の連帯を求めることは重要となるだろう。

またやはり前回のように、日本国内では、台湾国民は「反日政権を選んだ」「親中国に転じた」との誤解や広がり、あるいはそう誤解させるための宣伝が行われるはずだ。そうした日台離間現象を防ぐためにも、日台共闘の重要性は訴え続けられなくては。

このような蔡氏敗北という危機的事態に立ち至った時こそ、日台は共同で立ち上がり、中国の脅威に立ち向かわなければならないのである。

そしてこうした日本国民の動きは地政学的に見て、中国が支配を目指す第一列島線内部の団結と抵抗の動きとなり、この侵略主義者には大きな抑止力となるのである。

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■1・14 頑張れ!民主台湾(加油!民主台湾)・東京集会

●台湾有権者にも向ける実況中継

USTREAM http://www.ch-sakura.jp/1428.html

ニコニコ動画 http://ch.nicovideo.jp/channel/ch132

台灣對日本來?, 不僅是心靈?相通的最重要友邦, 更是生命的共同體。 因此我們聚集了來自日本各界憂心台灣可能被中國併?的知識人士, 於台灣總統選舉當天召開集會, 除了提醒台灣人要作出正確的判斷之外, 不論選舉的結果如何, 也要全力阻?來自中國日漸擴張的威脅, 強化台日關係。 當天的活動全程, 將與台灣連線, 透過網路進行實況轉播。 主?單位 「加油日本!全國行動委員會」。

台湾は日本にとって、心が通い合う最も大切な友邦であり、生命共同体である。そこでこの台湾が中国に併呑されることを懸念する日本の識者たちが、総統選挙当日に集会を開き、台湾人に良識ある判断を求めると同時に、選挙結果がどうあれ、今後ますます拡大する中国の脅威の前における日台関係の強化を訴える。そしてその模様を台湾に向け、インターネットで実況生放送を行う。主催は「頑張れ日本!全国行動委員会」

日時・内容:平成24年1月14日(土)

台湾時間11時〜11時30分(日本時間12時〜12時30分)
12時00分 渋谷駅ハチ公前広場 「街頭演説」(〜12時30分)

13時00分 代々木公園「野外ステージ」開場

台湾時間12時〜15時(日本時間13時〜16時)
13時30分 「東京集会」開会 (〜16時00分)

※プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)
※国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい

主催: 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、チャンネル桜ニ千人委員会有志の会

連絡先:頑張れ日本!全国行動委員会(TEL:03-5468-9222、http://www.ganbare-nippon.net/

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発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

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ご意見等: mamoretaiwan@gmail.com 


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posted by 親善大使 at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾は日本の生命線より
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