2012年02月13日

産経新聞は信念を!打破するべき「一つの中国」宣伝

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中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

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産経新聞は信念を!打破するべき「一つの中国」宣伝


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■「中国大陸」とは危険な政治宣伝用語

産経新聞が二月四日に掲載したコラム「大陸悩ます『民主台湾』選挙」は、一月に投票が行われた台湾の総統選挙に関する話題。

「総統選の主要候補3人によるテレビ討論が簡易ブログを通じて中国のインターネットに転載され、『民主主義がうらやましい』との反応があふれた」ことを挙げ、「大陸の一党独裁体制が悩ましくとらえる『民主台湾』の選挙は、4年ごとに巡ってくる」と結ぶのだが、ここでの表現に問題がある。

それは、台湾に対して中国を、「大陸」と呼んでいることだ。

昔日本では中国や満蒙を「大陸」と呼んだものだが、ここでいう「大陸」には、それとは異なる、そして好ましからざる政治的な意味合いが伴っているのである。

つまり「中国の台湾」に対する「中国の大陸部」という意味なのだ。しかし台湾は「中国」の一部などでは断じてない。

中国の共産党と台湾の国民党はこれまで、「台湾は中国の一部」であると宣伝したいがため、「中国と台湾」を「中国大陸と台湾」などと呼称してきた。

これに対して台湾では民主化以降、台湾と中国とは別々の国との「現実」が語られ始め、「中国大陸」ではなく「中国」と呼ぼうとの気運が高まった。しかしその一方で、四年前に国民党政権が復活してからは、政府やメディアは中国を再び「中国大陸」と呼び出した。

このように「中国大陸」とは、「一つの中国」なるフィクションに基づいた政治宣伝用語であるわけだ。

■中国の宣伝に洗脳されている戦後日本人

しかし戦後日本人の多くは、こうした国共両党の宣伝にすっかり洗脳されてしまっているのである。

おそらく産経読者のうち、「中国大陸」との表現に違和感を持たなかったのがほとんどではないだろうか。少なくともこれを「誤りだ」と断言できる者は少ないと思う。

産経もまた、そうした洗脳から脱却できないでいるのではないか。このコラムを読んで思うのである。

かつて日本のマスコミは当然のように「中国大陸と台湾」と言っていたが、台湾の民主化以降、ことに李登輝氏が「二国論」を発表し、さらに民進党政権が発足した以降は、そうした表現は徐々に消えて行った。

そうした中、今でも時々「中国大陸」と呼ぶのが、産経なのだ。

グーグルで検索したところ、台湾に対して中国を「中国大陸」と報じたのは、最近では中国の代弁者のような琉球新報と産経だけのようだ。

■期待される産経だからこそ

日本人が知らなくてはならないのは、中共による「一つの中国」の宣伝は、実は覇権主義に基づくものであることだ。

その目的は「中国の台湾併呑は中国の内政問題であり、外国がそれに干渉することは許されない」と、世界各国の政府、世論に思い込ませることに他ならない。

そして将来その効果が発揮されるとしたら、たとえば大いに考えられるのは、人民解放軍が台湾を攻撃する時だ。

台湾救援に乗り出す米軍に対し、自衛隊が後方地域支援を担う段階で、「一つの中国」が刷り込まれた日本の政治家、国民が「中国の内政に干渉するな」と叫び、自衛隊の出動を阻止したり、米軍による国内の基地使用を妨害したりすることが予測されよう。

もし台湾が併呑されて「中国の島」となれば、その隣国である日本の周辺海域は「中国の海」と化すのは必定である。

かつてはマスコミ中、唯一台湾に支局を置いていたこともあり、さらには「中国など恐れず真実報道に徹するはず」との期待もあって、私の周辺の台湾に関心を持つ人々の間では、今でも「台湾報道なら産経が一番だ」と信じられている。おそらくそうした傾向は全国的なものであろうし、そうした印象は台湾人にさえ抱かれている。

だからこそ産経には「台湾は中国の一部ではない」との信念を固めてもらいたい。そしてその上で、日本を覆う「一つの中国」なる虚構宣伝を打破する報道を行ってもらいたい。


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posted by 親善大使 at 08:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾は日本の生命線より
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