2012年03月07日

尖閣問題で歴史捏造エスカレート!「三世紀から支配」と主張する中国

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中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

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尖閣問題で歴史捏造エスカレート!「三世紀から支配」と主張する中国


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日本政府は三月二日、これまで名前がなかった尖閣諸島周辺の四つの島に名称を付けたが(久場島周辺の北西小島、北小島、北東小島、大正島周辺の北小島)、これに焦り、猛反発するのが中国政府だ。

外交部の洪磊報道官は四日の記者会見で、「日本側による釣魚島とその付属島嶼へのいかなる一方的な措置はみな不法であり無効だ。どのように命名しても、それらが中国に帰属する事実はいささかも変わることはない」と非難した。

三日には国家海洋局が尖閣諸島の七十一の島の「標準名称」を制定し、日本側の動きに対抗している。

しかし本当に同諸島は「中国に帰属」するのか。これまで同国は帰属の法的根拠として、明国時代の船舶の航海日記などを基に、中国人が同諸島を「発見」したことを挙げていたが、肝心の「実効支配」の事実を明らかに示すことができずにいるのではないのか。

そこでこの国が繰り返し行うのは、上記のようなヒステリックな反応(対日恫喝)だけでなく、さらには歴史捏造なのである。

たとえば人民日報姉妹紙の環球時報や新華社が五日に配信した西南政法大学の潘國平教授の「釣魚島の中国帰属には鉄の証拠あり」なる一文などは、歴史捏造を相当エスカレートさせていた。

「釣魚島と黄尾嶼 、赤尾嶼、南小島、北小島などは台湾の付属島嶼であり、台湾と同様、古来中国の不可分の一部である」との書き出しで、何と三国時代、呉の孫権の命令で海の彼方の夷州なる地を探しに、一万人の兵士を率いて船出した衛温と諸葛直という武将の物語を取り上げるのだ。

ちなみに夷州とは、今の台湾だと推定されている(中国政府は推定ではなく、そう断定している)。『三国志』には、衛温らは夷州に至り、そこから数千人の住民を連れ帰ったとあることから、それ以来台湾は「中国の不可分の一部」となったというのが中国の公式史観だ。

次のようなことを書いている。

―――西暦二三〇年正月、衛温は万人船隊で章安港を出航して夷州(台湾)に至り、台湾とその付属島嶼の開発と経営を行った。これが中国の正史における大陸と台湾との交流に関する最初の記載であり、台湾とそれに付属する釣魚島などの列島が古来中国に帰属した鉄の証拠の一つだ。

おかしなことである。『三国志』によれば衛温と諸葛直は数千人の現地人を拉致して帰国し、翌年には勅に背いたとして捕えられ、獄死しているのだ。筆者は衛温の研究者らしいが、いったいいかなる文献に、彼らが台湾や尖閣諸島を経営したとの記載があるというのか。

バカバカしいことではあるが、中国人学者のバカバカしさ、そしてそうした言説を散布する中国御用メディアのバカバカしさを示すため、記事の内容の引き続き紹介したい。次のように、中国は三世紀以来、台湾と尖閣諸島を実効支配してきたと主張しているのだ。

―――衛温艦隊が台湾まで遠征したのは国家の名の下における国家の行為だった。

―――国際法では先占がかつての領土取得の一つの方式だ。先占は国家の占領、取得の行為と定義されている。この種の行為を通じ、国家はその他の国家の主権下にある土地を取得することができるのだ。

―――衛温、諸葛直の台湾への航行は国家行為であると同時に、最も早く台湾へ到達した政治パワーであり、先進的な食糧栽培、海洋漁撈技術を台湾で紹介し、台湾を経営した。衛温艦隊の台湾への航海は台湾と付属島嶼の領土主権を取得したとの国際法上の意義が備わっている。

―――これを総じて言うに千七百八十二年前、衛温艦隊の台湾への航行は国家使命を担った国家の行為であり、重大な国家の決定を執行したものであって、駐留した将兵の子孫が高山族(※台湾原住民を指す)の主要な最初の住民となり、台湾と付属する釣魚列島の領土主権を取得し、有効に台湾を管理、統治したのだ。

ちなみに「艦隊における約八千人が台湾に留まり、それが子孫を増やして高山族を形成した」と書いているが、『資治通鑑』によれば、艦隊の一年間の航海で、「士卒のうち、疫病死した者は八、九割に上る」とある。おそらく帰国できなかった死者「約八千人」を、台湾に駐留し、台湾原住民の先祖になったと言いたいに違いない。中国人によくみられる歴史書き換えの手口である。

だがいかなる歴史捏造を行っても、少なくとも清国が十七世紀に台湾を版図に収めるまで、中国が台湾を実効支配したとの記録もなければ、遺跡すらも存在しないのである。

さらに言えば尖閣諸島が中国に実効支配されたとの証拠もないし、そもそもそこが台湾の「付島嶼」と位置付ける文献も、二十世紀後半に中国が同諸島の領有を主張する以前は存在していないのだ。

中国御用メディアが「釣魚島の中国帰属には鉄の証拠あり」などと強調して歴史捏造するのは、言うまでもなく中国の主張には証拠がまったくないという証左なのである。「南京大虐殺の鉄の証拠は山の如し」と主張するのと同様である。

したがって日本政府が、このようなインチキ国家との間で尖閣諸島問題の「棚上げ」をしてきたことが、いかに愚かで間違っているかがわかるだろう。

中国政府による尖閣諸島への命名を受け、日本政府はただちに抗議を行った。もっとも報道によれば日本政府は、「国交正常化40周年にあたる今年、関係悪化は望んでいないのが本音。……事態の沈静化を図りたい考え」(毎日)らしい。

だが「嘘つき」と仲良くしても、禍しかもたらされない。

日本政府は、まずは中国側に対し、歴史捏造抜きでの領有権の所在に関する討論を申し入れるべきだろう。

「嘘も百回言えば真実になる」との向こうの姿勢を放置したままなら、いつまで経っても日中関係は健全なものにはならないのだ。

「嘘をつくなと百回言えば嘘つきも黙らざるを得なくなる」との信念が求められている。


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発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

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タグ:尖閣
posted by 親善大使 at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾は日本の生命線より
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