2012年03月15日

台湾問題で在日中国人に謝罪した「岡山県」に正義派県議が非難の声

taiwan_kenkyu_forum_image.jpg
*************************************************************************
        
          メルマガ版「台湾は日本の生命線!」

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

ブログ「台湾は日本の生命線!」 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/

*************************************************************************
台湾問題で在日中国人に謝罪した「岡山県」に正義派県議が非難の声


ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1797.html

■総領事館も褒め称えた在日中国人の県への抗議 

まさに「台湾頼み」だ。もともと台湾観光客の誘致に熱心な岡山県だが、東日本大震災後の海外からの観光客減で、ますます誘致に力がこもっている。昨年八月には石井正弘知事自らが台湾へ赴き、震災後停止されている岡山へのチャーター便復興の要請や、各地での岡山観光のPRを行っていた。

台湾との交流を懸命に訴えていた石井知事だが、その後中国側の要求で、台湾を
軽んじる行為に出るとは

そして一月二十七日には岡山空港で、県のマスコット「ももっち」に台湾の「国旗」(中華民国旗)を持たせ、台湾からの観光ツアーを歓迎したのだが…。

その国旗を絶対に認めたくないのが、台湾を自国領土と主張する中国だ。その狗が、さっそく出動した。

「台湾を国家として認めないとする日中共同声明に反する」と、在日中国人の岡山県華僑華人総会が国際課に抗議を行ったのだ。

この団体は中国の駐大阪総領事館をバックとするためか怖いものなし。これまでも李登輝氏の来県や、県内の中学校の「つくる会」教科書採択などの問題で騒ぎを起こしているが、
国際課はそれに対し、謝罪を行った。

この団体のブログは次のように、その時の模様を得意げに書き綴っている(文中の「・・・」は原文ママ)。

「1月30日午後4時、劉勝徳岡山県華僑華人総会会長は岡山県庁福本正弘国際課長・川元勝則観光課長お二人にお逢いし、去る1月27日・130名台湾春節ツアーで岡山空港に到着した時、岡山県のキャラクターぬいぐるみが中華民国の国旗を振り、歓迎していた事についてお二人にただしたところ・・・国際課長・観光課長から岡山県としての立場は日本政府の立場に基づき、中華人民共和国が唯一の中国を代表する合法政府である事・・・私共の指示・管理がきちんと徹底していなかった事でそのような状況があった事に深くお詫び申し上げ、今後起こらない事をお約束する・・・と深くお二人が頭を下げられた。駐大阪総領事館として地元の華僑華人総会がスピーディに行動を起こしていただき、岡山県が反省のもとに正しい姿勢を貫く事を拝聴し、華僑華人総会に対し感謝された」

国際課のこうした謝罪は、「台湾は中国の一部」だとする中国の宣伝の圧力に、岡山県が屈することを意味した。だから「駐大阪総領事館」も、この団体の「スピーディ」さを褒め称えたのだ。

■不当な圧力の屈するな!―波多洋治県議の堂々たる言論

そこで立ち上がったのが憂国の正義派として知られる波多洋治県議(自民)だ。三月八日の議会で、石井正弘に対し、次のような質問を行った。

―――報道によると台湾からの百三十五名の観光客歓迎のため県のマスコットが手にしていた、たった一本の小さな台湾国旗について、華僑華人総会からの抗議により謝罪し、今後二度とないように気をつけるという趣旨の回答を県担当部署がしたということが事実であるならば由々しきことである。

―――共同声明で日本側は「台湾を一部」とする「中国の立場」を「理解し尊重する」と言っただけで、「一部」とは認めなかった。日本が台湾を「返還」したとの主張があるが、日本は中華民国にも中華人民共和国にも台湾を「返還」していない。日本国は一九五二年まで日本領であった台湾の領有を放棄しただけであり、帰属については「未定」というのが国際法上の解釈である。

―――県は外務省の指導を受けて今回の謝罪を行なったのか?

まさにその通りだ。さらには次のごとく、堂々たる主張を展開した。

―――政府と地方自治体の立場は異なる。地方自治体が台湾の地方自治体と姉妹都市縁組や、各種団体の提携を独自に行うことは、各自治体の自由であり保障された権利である。

―――台湾企業・観光客の誘致や招致、地方自治体や民間の交流が行なわれている。積極的な経済交流も行なわれており、岡山県も推進している。また東北大震災に際して、台湾が行なった支援や200億円を超える義援金に対して、岡山県としても深甚なる敬意と感謝を示すべきである。

―――台湾人の感情や尊厳にも十分な配慮が必要である。友情の握手を求める一方で、その国や民族の存在を否定するなど、台湾の人々の信頼を裏切り、尊厳を傷つける行為であり、日本人全体の信用にかかわる。

―――華僑華人総会なる団体からの日本・台湾交流事業への不当な妨害や抗議は、明らかに内政干渉であり、「主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉」に反する。

―――今回の県の対応は事実誤認・誤解による過誤であり、謝罪発言の撤回と、親日台湾への礼儀と信義を損ねる行為を恒例とするような指示が、今後関係部署の職員へなされることがないようにするべきと考える。

―――地方自治体が、不当な圧力に対して唯々諾々と受諾・謝罪することなく、毅然とした対応を行なうこそが、無用な軋轢を回避し、真の友好を結ぶ唯一の方法であると考えるが知事の見解を伺いたい。

正義の言論とは、こう言うものだ。思わず拍手を送りたくなる。

■石井県知事は台湾の恩を仇で返すか

ところが石井知事はこれに対し、逃げの一手だった。要するに反論も釈明もしようがないということなのである。

次のように答えている。

―――先日経済界の方々とも私自身台湾を訪問し親交を深めてきたところであり、台湾からの東日本大震災への支援には心から感謝している。

―――台湾国旗の使用についての対応は外務省の指導の下での判断ではないが政府の立場は、台湾を国家として認めていないというものであり、県としてはその見解に準拠しただけであるということをご了解いただきたい。

―――民間交流については盛んにしてゆくことは当然であり、今後もより多くの台湾からの観光客誘致に向けて岡山の物産などの紹介や美味しい果物のアピールなどにも積極的に取り組んで参りたいと考えている。

よく聞かれる言い訳である。台湾の国旗を使えないのは台湾を国家と承認していないからではなく、中国から批判されるからなのだ。

想像してみよう。もし岡山県が将来、やはり国家として承認していない北朝鮮と交流を行う場合、国家として承認していないとの理由で、国旗を出すのを拒むだろうか。おそららく朝鮮総連などからの非難を恐れ、そのようなことはしないはずである。

ここまで中国の主張に屈服しながら、なおも「観光客誘致に向けたアピール」に力を入れていると話した知事。まるで金を落とす「モノ」としか台湾客を見ていないようだ。なぜならその人々の国の尊厳を、いとも簡単に否定しているからだ。だからこそ、平然とその「信頼を裏切り、尊厳を傷つける行為」に出ることができた。

震災支援や観光客の「恩」を仇で返す所業と言わざるを得ない。

■日本の不条理状況の打破目指す岡山県の人々の戦い

こうした石井知事の詭弁に対し、波多議員はなおも次のような正論をぶつけた。

―――今回のことはまさに民間交流そのものであり、岡山県がそこまで中国に迎合し台湾の国旗や国歌を否定することの理由にはならない。

―――仮にも地域主権を掲げる地方自治体の長であるならば、政府の立場にとらわれることなく、地方自治の立場で堂々と無体な要求を撥ね付け、知事としての見識と覚悟を示すぐらいでなければ、地方分権など到底実現できないものではないか。

しかしここまで言われても、石井知事は逃げること以外は考えていない。次のように繰り返し議論を打ち切ってしまった。

―――政府が国家として認めていないということには、国旗や国歌についても含まれていると解される。その解釈に準拠したものであるということをどうかご了解いただきたい。

大国中国に媚び、あるいそれとの間の摩擦を恐れ、小国台湾を蔑にして恥じないというのは、国にせよ地方自治体にせよ、よく見られるものなのである。そうした中国の利益誘導や恫喝を受けた日本人の醜悪さ、波多議員の追及によって見事白日の下にさらされた格好となった。

この日傍聴席にいたのが、この問題に取り組む日本会議岡山の福井慎二事務局次長だ。それによれば議場内では「おかしいぞ」「その通り」と、波多議員への声援が上がった。傍聴席でも「台湾への敬意の欠片も感じられない」「暖簾に腕押し」といった石井知事への不満の声が聞かれたそうだ。

「波多県議の質問を通じて、この問題を初めて知ったという議員も多く、その点では問題提起として大きな成果があった」と福井事務局長は言う。「諦めることなく、あの手この手でしつこく台湾問題について県の姿勢を問い質し、少しでも正しい方向に向かわせるように末永い活動を続けなければならないという、危機感と問題点を再認識した」という。

台湾問題に関し、中国覇権主義の不条理、悪質な主張がまかり通る中、こうした日本国内の状況を打破しようとの、岡山県の人々の思いが伝わってくる。

なお日本会議岡山も二月二十三日、この問題に関する石井知事宛の緊急要望書を届けており、その回答を待っているところだ。

そのほか、岡山李登輝友の会(日本李登輝友の会岡山県支部)の藤原一雅会長も二月三日、国際課に出向いて抗議を行った。そして観光課に対しても「もっと旗を振れ」との激励も。

*************************************************************************

メルマガ版「台湾は日本の生命線!」

登録・バックナンバー
http://www.melma.com/backnumber_174014/ 

発行 永山英樹(台湾研究フォーラム)

運動拡大のため転載自由 

ご意見等: mamoretaiwan@gmail.com 


━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
タグ:岡山
posted by 親善大使 at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾は日本の生命線より
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54449048

この記事へのトラックバック