2011年06月13日

八田與一。台灣精神ー伝えたい台湾人の思い

taioanki.jpg 「台湾の声」より
八田與一。台灣精神

作者:顔利真

  五月八日は、『嘉南大州の父』八田与一先生逝去六十九年の記念日でした。台湾に卓越した貢献をされた日本の技師に対する、台湾人の感謝の念は、烏山頭ダムから田畑に流れ込む流水のよ
うに、とどまることがありませんでした。しかし、今年の記念会は『八田精神』と台湾農民の飲水思源の『台湾精神』が称えられず、代わりに馬英九個人の『友日』ショーになってしまいました。

  八田精神とは、艱難をはねのけ、その土地を深く愛し、人々に幸福をもたらすことを言います。八田技師は嘉南大州と烏山頭ダムの建設に、人生のもっとも壮健な二十歳、三十歳代を全力投入し、干ばつ地帯の貧困な15万ヘクタールの土地を『緑野』へと変え、六十万農民の生活を潤した日本人です。嘉南平原に住む農民たちは『嘉南大州の父』『烏山頭ダムの父』と尊敬をもって呼んでいます。

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タグ:八田與一
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2011年06月12日

【主権危機】馬英九:「両岸は国と国ではない」

taioanki.jpg 「台湾の声」より

6月5日の晩に、「中華民国」軍の退役将官・夏瀛洲が、中華民国軍も共産党軍も皆中国軍である、と発言したとされる件で、馬英九はこの発言を批判する姿勢を見せているが、その約一週間前には、自らが、台湾と中国が国と国であるという関係を否定している。このような馬英九の姿勢が中国に与することになっていることは明らかである。

馬英九「両岸は国と国ではない」

翻訳:台湾の声編集部

「中華民国」総統・馬英九は5月30日、「2011年世界国際法学会アジア太平洋エリア会議」の開会式に出席し、中華民国憲法の枠組みでは、(台湾と中国の)両岸関係は国と国との関係ではなく、ある種の特殊な関係であり、伝統的な国際公法の承認制度は、両岸関係には適用されず、台湾は「大陸」の主権を承認することはできないし、しないが、一方で、中共当局が「大陸」で統治権を有効に行使している事実を否認することもしない。

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タグ:馬英九
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2011年06月09日

【再論】「一つの中国」という虚構

taioanki.jpg 「台湾の声」より

【再論】「一つの中国」という虚構

時局心話會 代表 山本 善心

 「一つの中国」をめぐる解釈には米中間で大きな隔たりがある。米国の「一つの中国」解釈は中台両岸で話し合って「一つの中国」になるなら反対しない、それが民主主義のルールだからである。しかし、一方的な武力侵攻には反対するというものだ。

 しかし、この米国側の解釈には矛盾がある。台湾は既に独立した主権国家であり、「自由と民主主義、法治と人権」という価値観を共有し、米国とは同盟関係だ。しかも台湾人口の90%以上が現状維持(本音は独立)を望んでいる。共産主義国家の中国と誰が一緒になりたいと思うのか。

 米国が同じ仲間の台湾に「一つの中国」を押しつけるとしたら迷惑な話だ。
「一つの中国」は米国が容認し、中国政府はお墨付きをもらったと解釈していよう。これまで台湾を巡る「一つの中国」論は米中の駆け引きの中で弄ばれた感がある。


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タグ:山本善心
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2011年05月31日

【観察】日本の震災に見る台湾人と中国人

taioanki.jpg 「台湾の声」より
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【 観察】日本の震災に見る台湾人と中国人

時局コメンタリーより転載

 「台湾の声」編集長 林建良(りん けんりょう) 




●台湾の至る所で「日本頑張れ」

東北関東大地震の発生から二ヶ月経った今も「日本頑張れ」など日本を励ます貼り紙が台湾の至る所で目に触れる。小さな台湾が世界一の義捐金を拠出したことに話題となっているが、金額だけでは表せない善意がそれ以上にあり、在日外国人が日本を脱出して本国に避難する中で数多くの台湾人が義捐金や救援物資を自らのルートを使い日本へ届けていた。製麺工場を経営している私の叔母も生産ラインを日本への救援物資に切り替え、自前で被災地に届けている。義捐金や物資以外にも日本への励ましのメッセージをインターネット上で伝える台湾の若者も数多くいる。台湾人にとっては、困っている日本に手を差し伸べることは何の躊躇もなく、また日本に対する情は戦後60年以上経っても薄まることはない。

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2011年05月27日

【10月2日】台湾にてNHKのど自慢開催

taioanki.jpg 「台湾の声」より

【10月2日】台湾にてNHKのど自慢開催

10月2日に台湾でついにNHKのど自慢が開催されます。

のど自慢台湾開催への署名運動に協力していただき、有り難うございました。

「台湾の声」編集長 林建良(りん けんりょう) 


http://www.nhk.or.jp/nodojiman/taiwan/index.html

タグ:のど自慢
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2011年05月13日

【ニュース】台湾国会議長が北海道観光をPR

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 「台湾の声」

 台湾の王金平・立法院長(国会議長)は台湾と日本の観光業界を支援するため、5月12日に立法委員(国会議員)や旅行業関係者を含む約300人の観光団とともに北海道を訪問した。

 南国の台湾人は北国の北海道へのあこがれが強く、北海道は特に人気のある観光地で、北海道にとっても台湾人観光客は外国人観光客の約3分の1を占め、大きな観光収入源。しかし、東日本大震災発生後、北海道を旅行する台湾人観光客が激減し、北海道現地の観光業だけでなく、台湾の旅行会社や航空会社も大きなダメージを受けていた。

 王金平議長は今回の北海道訪問により、北海道の観光地が安全であることを台湾に向けてPRし、震災で落ち込んだ北海道の観光業を支援し、台湾と北海道の友好をアピールする。また、北海道からは今年秋にタンチョウ鶴が台湾に贈られる。
タグ:北海道
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2011年05月11日

馬英九も「中国台湾省」に反対を表明WHOに抗議【毎日新聞】

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この記事、冒頭では、馬英九総統が、主権国家代表らしい印象を受けますが、民進党の暴露から、急遽、対応した感じですね。

以下、「台湾の声」より>>>>>>>>>>>>

馬英九も「中国台湾省」に反対を表明WHOに抗議【毎日新聞】
台湾:「中国台湾省」名称 WHOに抗議
2011年5月11日

 【台北・大谷麻由美】台湾野党・民進党は9日、世界保健機関(WHO)が昨年9月に加盟国に対し、台湾の名称について中国の一部であることを意味する「中国台湾省」を使うよう求める内部文書を配布したことを明らかにした。台湾外交部(外務省)は同日中にWHOに「台湾の主権をないがしろにしている」と抗議した。

 さらに馬英九総統は10日、「我々を矮小(わいしょう)化する名称だ」とWHOに強い不満を表明。中国にも「WHOに圧力をかけたのは明らかで、台湾人の感情を傷つけた」と批判した。

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タグ:台湾主権
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2011年05月04日

【世論調査】蔡英文VS馬英九

来年行われる台湾総統選挙の予想です。この選挙は、今後の東アジア情勢に大きな意味を持ち、日本にも大きく影響を及ぼすものとなるでしょう。
 願わくば、日本が、通常の国家として自主防衛の義務を果たし、東アジア地域での安全保障参加をすれば、台湾の体制を現状維持とする、台湾国民の心情が幾分かは解放され、台湾人による国家造りに寄与できることになります。
 立ち上がろう、日本!
以下、転載〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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【世論調査】蔡英文VS馬英九

       「台湾の声」

 台湾の最大野党・民主民進党(民進党)の総統選挙予備選で蔡英文主席が選出
されたことから、台湾の各マスコミは蔡英文氏と現職の馬英九総統が対決した場
合の世論調査を発表した。

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タグ:総統選挙
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2011年04月29日

【 李登輝元総統 インタビュー】(1)「化外の地」から真の独立国家へ

taioanki.jpg 「台湾の声」より--------------------
【 李登輝元総統 インタビュー】(1)「化外の地」から真の独立国家へ


           時局心話會 代表 山本 善心

 7月17日から台北で行われる日台アジア会議の発足に向けての準備が大詰めを迎えている。そこで先月の3月18日に訪台し、李登輝元総統を訪ねた。李氏は約二時間にわたってインタビューに答えられたが、元気溌剌で90才とは思えぬ迫力に筆者もたじたじであった。本稿では三週にわたり会談内容を掲載します。

山本:このたびは日台アジア会議の趣旨にご賛同いただき、また対談の機会もいただき、まことにありがとうございます。今回は、日本の過去の植民地時代から、李先生が台湾の近代化の礎を築かれるに至った歴史的経緯や、後半は現今の台湾を巡る政治情勢などをお聞かせくだされば幸いです。た
とえば歴史的に見て、実際に日本人は韓国や中国で言われるようなひどいことを台湾でしたのか、あるいはいいこともしたのか、ほとんどの日本人は偏向した教育を受けていて全く理解していない人が多いようです。そして、台湾を取り巻く国際状況はどのように変化していくのか、等々、ご意見を聞かせていただきたいと思います。


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タグ:台湾応援
posted by 親善大使 at 18:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 台湾の声より