――地主の末裔は泪の裡に一生を送る
『最後的地主(上下)』(廖亦武 労改基金会 2008年)
毛沢東の死後、共産党は過去に政治・思想犯と断罪した多くの人々の名誉回復を進め、内外に向けて“脱毛化”を印象づけるべく振る舞ってきた。だが土地改革で過酷な運命に晒される羽目に陥った「地主の場合は違う。地主は刑期満了で釈放された前科者のようだ」と、この本は冒頭に掲げる。「名誉回復など未来永劫にありえない。彼らが刻んだ歴史に手を触れることは許されない。彼らに抗弁の機会は与えられない。それゆえ辛くも生き残った地主は沈黙を守るしかなく、彼らの子孫もまた、そうすることを身につけてきた」と綴り、土地改革で人生を狂わされてしまった地主の家族が歩んだ過酷な人生を赤裸々に綴る。
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